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ISBN 10 : 480100699X
Content Description
一枚の絵の最良の解説は、一篇のソネあるいはエレジーであるかもしれない。近現代詩を開拓した詩人は、近代芸術批評の起点に立つ批評家でもあった。日仏の研究者・作家が協同し、美術や音楽と共鳴しつつ深化するボードレールの詩学と、さらには女性観の考察を通じて、詩人の創作原理の真髄に迫る。
目次 : 1 ボードレールと美術(反現代生活の画家/ ボードレールとポスト・レアリスムの画家たち ほか)/ 2 ボードレールと音楽(ボードレール批評における音楽/ ボードレールと音楽―ヴァーグナーの場合)/ 3 ボードレールの詩学((サラ)から(ジャンヌ)へ―初期ボードレールにおける詩の形成/ 「屑屋たちの葡萄酒」制作の舞台裏―「バッコスの凱旋」が意味するもの ほか)/ 4 ボードレールと女性(ボードレールの女性観―その一元性と多元性/ ボードレールと女性同性愛/ ボードレールの遅さ)/ 5 ボードレール受容(国境を越えるボードレール―最初の徴/ 日本文学の近代化とボードレール―中村光夫・河上徹太郎・小林秀雄の場合)
【著者紹介】
中地義和 : 日仏会館副理事長・東京大学名誉教授(フランス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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