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ISBN 10 : 4773815051
Content Description
中原佑介が、変貌する芸術の核心に迫る。
数々の美術批評と、「人はなぜ絵を描くのか」という根源的な問いから、中原は現代美術に新たな視点を生み出した。
—川俣正
対話形式で現代美術のさまざまな動向を解説する『現代芸術入門』の復刊と、20世紀前半に生じた芸術の決定的な変化についての論考。
本巻は、20世紀美術を考察した文章を収めた。第1章には、現代芸術について対話形式で書かれた『現代芸術入門』(美術出版社、1979年)を収録した。第2章は、20世紀美術のうち、中原がとくに関心を抱いたロシア・アヴァンギャルド、マルセル・デュシャン、コンスタンティン・ブランクーシに関する文章を選んでまとめた。
著者について
中原 佑介
1931年、兵庫県に生まれる。京都大学理学部物理学科卒業、同大学院の湯川秀樹研究室で理論物理学を専攻。1955年、修士論文と並行して書いた「創造のための批評」が、美術出版社主催第二回美術評論募集第一席に入選したのを機に美術批評の道に進む。1970 年に第10 回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」のコミッショナー、1976 年と1978 年にヴェネツィア・ビエンナーレのコミッショナー。2000 年からは越後妻有アートトリエンナーレのアートアドバイザーを務めた。京都精華大学学長、水戸芸術館美術部門芸術総監督、兵庫県立美術館長などを歴任。2011 年没。
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