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ISBN 10 : 4773812109
Content Description
中原佑介が、前衛の荒野をすすむ。すべての価値観が転倒した激動の60年代を読みとく、刺激的な論争の軌跡。
目次 : 第1章 戦後美術論―五〇年代から六〇年代へ(ルポルタージュ 画家でない人たち/ トリックについて―第二回現代日本美術展評/ タブローの自己批判―生活と芸術の断絶/ 素材と表現の新境地―二つのアンデパンタン展/ 前衛のゆくえ/ 戦後美術論/ 読売新聞展評―一九五六〜一九六五)/ 第2章 アンデパンダンの問題圏(読売アンデパンダン展を顧みて―作家の自主運営を 限界まで来た意識と作品/ 現代美術における「自由」―それは能動的選択を迫られる状況だ/ 「幻想」の消失からの出発―「アンデパンダン’64展」「全日本アンゼパンダン展」/ 六五年美術界の問題点/ 美術団体の社会学的考察/ 芸術論序説)/ 第3章 物体とイメージ(不在の部屋展―温厚な犯罪者たち/ ポップ・アート論の周辺/ 日常性ということ/ 影と神秘の画家たち―イメージと影についての考察/ 幻の影を慕いて/ 探索の絵画/ 「観光芸術」問答―「美術の中の四つの『観光』」展)/ 第4章 ナンセンスの美学(踊る機械―ジャン・ティンゲリー/ ミイラのエロス―中西夏之・荒川修作/ 巨大化願望―クレス・オルデンバーグ/ 意味の無意味―ナンセンスの効用)
【著者紹介】
中原佑介 : 1931年8月22日、兵庫県神戸市に生まれる。本名・江戸頌昌(えどのぶよし)。神戸市立成徳国民学校、兵庫県立神戸第一中学校を経て、1948年、旧制第三高等学校理科に入学。学制改革に伴い、翌年京都大学(新制)理学部に入学する。1953年同物理学科を卒業、同大学院理学研究科に進学し、湯川秀樹研究室で理論物理学を専攻した。1955年、修士論文と並行して書いた「創造のための批評」が、美術出版社主催第二回美術評論募集第一席に入選したのを機に美術批評の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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