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京焼 伝統と革新

中ノ堂一信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784473042576
ISBN 10 : 447304257X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

伝統を受け継ぐとともに、海外や他の地方の技や文化を取り入れ、継承と展開の歴史を重ねてきた京焼。その多様性にせまる。著者、研究生活五十年の集大成。これまでの京焼にまつわる論考を厳選。大幅に加筆のうえ収録。

目次 : 第1部 足跡と歴史(京のやきもの史/ 明治の窯業/ 粟田口焼の開窯―『本朝陶器攷證』の記述を巡って/ 五条坂地区における登り窯の変遷/ 陶芸展にみる高島屋美術部八十年 ほか)/ 対談 京焼の始まりと発展―仁清・乾山・古清水を中心に(十七代永樂善五郎)/ 第2部 人と作品(家職の作陶と近代陶芸家/ 京都市陶磁器試験場と近代陶芸家/ 五条坂・茶わん坂の窯場で育まれた近代陶芸家/ 日本伝統工芸展と近代陶芸家/ 富本憲吉、京都市立美術大学と近代陶芸家 ほか)

【著者紹介】
中ノ堂一信 : 京都造形芸術大学・大学院客員教授。1946年、京都市生まれ。立命館大学文学部卒業。林屋辰三郎に師事し、文化史を専攻。初期の研究は『中世勧進の研究』(法藏館)として刊行。卒業後、京都府立総合資料館学芸員、東京国立近代美術館主任研究官・陶磁係長、国立国際美術館学芸課長、京都造形芸術大学教授を歴任。この間、倉敷芸術科学大学、京都市立芸術大学、京都嵯峨芸術大学、同志社女子大学、京都女子大学講師などを兼務。米国国立フリアー美術館客員研究員、オーストラリア政府招請キュレーターなどを務め、京焼、近代陶芸に関係する展覧会を国内外で担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tnk

    京焼は仁清・乾山の純日本趣味と青木木米の中国趣味が並び立つように「特徴を挙げられないことが特徴」とも言われる。 しかし本書では需要に応じて高品質なものを生み出すことを京焼の特徴とし、その視点をもとに無名工人をも含んだ体系的な通史叙述を試みている。 仁清や乾山の作風を個性に還元せず京焼の系譜に位置づける点、乾山と頴川が非常に似た役割を果たしたとする点が興味深い。

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