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与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記 角川ソフィア文庫

与謝野晶子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007690
ISBN 10 : 4044007691
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

遙か平安の頃にも、女性たちには情熱と揺るぎない自我があふれていた。恋の歓び、プライド、苦しみや悲しみ、生きる虚しさ。紫式部と和泉式部による古典日記文学の双璧を、千年後の大正モダンをたくましく生き抜いた歌人・与謝野晶子が大胆に語り直す名訳。繊細かつ絢爛華美な文章で、2人のまなざしと感性、平安の女心が鮮やかに蘇る。紫式部の人生を概観し、『源氏物語』執筆に至る素地を追う「紫式部考」も付録。

目次 : 紫式部考/ 紫式部系図/ 紫式部・和泉式部年譜/ 新訳紫式部日記/ 新訳和泉式部日記

【著者紹介】
与謝野晶子 : 1878年大阪府堺市生まれ。1901年、第一歌集『みだれ髪』を刊行。1904年には詩作品「君死にたまふことなかれ」を『明星』に発表した。小説、随筆、評論、童話、戯曲など、多岐にわたって活躍。幼少期より古典に親しみ、『源氏物語』を2度現代語訳したほか、『栄華物語』の現代語訳などの優れた訳業を遺した。1942年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • LUNE MER

    与謝野晶子の文章で紫式部日記と和泉式部日記の両方が収録されているという何とも贅沢な一冊。逐語訳ではなく意訳されているとのことだが、とても読みやすい上に品位も感じられて、与謝野晶子の凄みに圧倒される気分。冒頭にある与謝野晶子による紫式部の論考は現代の研究者から見た場合にどのくらい受け入れられるものなのかは分からないが、素人目線で読む分には知的好奇心が刺激される内容。

  • Ryoko

    面白かった。与謝野晶子の訳もわかりやすい。紫式部の日記では千年以上も昔の宮中での人々の様子が目に浮かぶよう。よろしくない女たちの化粧や立ち振る舞い、宮様の何気ない言葉が書かれていて時を超えてグッと身近に感じた。紫式部の日記は男性関係はほとんど出てこないが和泉式部の日記は恋愛のことしか出てこないという真逆さが印象的。読んでいて面白いのは和泉式部日記だがその時代の宮中での日常、文化を知ることができるのは紫式部日記。紫式部日記の方が「へぇ〜」と言いながら興味津々で読めた。

  • アケミネ

    現代の研究を踏まえると、誤訳と思われるところや、広く解釈されている内容と異なる箇所もあるものの、大正時代に刊行された書物なのでそれも当然。それから令和に至るまでの研究の積み重ねを感じた。 特に、紫式部に、このような女性であってほしいという恣意的な解釈を感じないこともないが、それも著者の人となりが推測されて興味深い。そして、和泉式部日記訳の方に魅力を感じた。

  • 石橋

    大河ドラマに刺激を受けて読む。与謝野晶子の意訳ゆえに強く感じるのかもしれないが、なんで紫式部はそんなに悲観的で他者評価に過敏なんだろうか。身分も見かけも大したことないのに賢いというだけで取り立てられた引け目とか…?  ドラマ経由だと「道長(殿様)との秘めた逢瀬ゆえ??」なんて想像してしまう。

  • anzuzuzuu

    与謝野晶子訳、難しそうだな…と尻込みしていたけど、非常に読みやすかった。ただ、和歌は訳されていないところも多い。 和泉式部日記が非常に面白かった…! 帥の宮への焦がれ、秘密の関係、宮との恋を命の糧にしていて、何気ない自然にも意味を見出してしまう、、、身に覚えがありすぎて、どんどん続きが気になったし、夫人が出て行ったあとも日記に残していて欲しかった。 こちらも和歌は訳されていたりされていなかったりしたものの、ずっと読んでいくうちに段々と意味というか空気感が伝わってきた。

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