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ISBN 10 : 4022951273
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誰もが求めてやまない「絶頂(peak)の経験」。そのとき、心と身体はどうなっているのか?スポーツで新記録が出るとき、選手は「ゾーン」に入ったと言われる。しかし、科学的にそのメカニズムは解明されていない。「無我無中の快」や「モチベーション」はいかに生まれるか?それを深く考察すれば「落ち込んだ」状態や失敗に対処する方法も見えてくる。心理学者とトップアスリートの対話から、顕在意識と潜在的な心と身体の関係を探る。
目次 : はじめに アスリートは身体の言葉を持っている―為末大さんとの対話から/ 第1章 心を奪われること―遊び、夢中、ゾーン/ 第2章 学問的に見た「フロー」の現状―「忘我」の状態は科学的に解明できるか?/ 第3章 科学で説明のつかない「快」の謎―人はなぜスマホをいじり続けるのか? 対談 下條信輔×為末大/ 第4章 無意識を意識的にコントロールする術―12の質問から 対談 為末大×下條信輔/ 第5章 心はコントロールできるか―不測の事態に備える対処法/ 第6章 自発性とは何か―最新研究で見る「やる気」の科学/ 第7章 意思決定のメカニズム―自発性と受け身をめぐる脳のはたらき 対談 為末大×下條信輔/ おわりに 体験したあの世界はなんだったのか―スポーツと身体を通して、生涯続く問い
【著者紹介】
下條信輔 : 1955年、東京都生まれ。カリフォルニア工科大学教授。78年、東京大学文学部卒業。マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。専門は知覚心理学、視覚科学、認知神経科学
為末大 : 1978年、広島県生まれ。小学生の頃から陸上短距離走で頭角を現し、2001年、05年の世界陸上男子400メートルハードルで銅メダル獲得。シドニー、アテネ、北京五輪に連続出場。同種目の日本記録保持者。2012年、現役引退。全国の小学校で様々な種目の選手と実演するイベントなど陸上競技の普及に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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