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口外禁止

下村敦史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408538754
ISBN 10 : 4408538752
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

冴えない人生を大逆転させるべく、突然届いた一通のメールを信じた男の運命は――!?  どんでん返し長編ミステリ!

【著者紹介】
下村敦史 : 1981年京都府生まれ。2014年『闇に香る嘘』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。数々のミステリランキングで高評価を受ける。15年「死は朝、羽ばたく」が日本推理作家協会賞(短編部門)、16年『生還者』が日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補になる。24年『同姓同名』がビブリオバトル3冠を達成し話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    自分もコミュニケーションは苦手だが、根本に他者への不信があるので宗教や自己啓発セミナーなどに誘われても断ってきた。しかしコミュ障の自分を改めたいと願う人なら、すがりついてもおかしくない。そんなタイプである金崎恵介が、深刻な自己嫌悪からの脱出を求めて「ロペ」に操られるままの人間になってしまう過程が恐ろしい。いわば犯罪に巻き込まれて心を鍛えられ、逞しく生きる術を身に付ける教養小説的な展開がミステリとしては新鮮だ。ただルフィのやり方に比べ、あまりに金と時間と手間暇をかけすぎる犯罪はやる値打ちがあるのか疑問だが。

  • 旅するランナー

    あなたの人生、プロデュースします。AIが指導するリア充への道。出会い系セミナー、社会制裁系配信、闇バイトなど、現代社会の落とし穴を見事に取り入れたエンタメミステリー。口外禁止のその仕掛けが明らかになってからの怒涛の逆襲にはハラハラします。正義は麻薬。冷や汗が出る面白さです。

  • いつでも母さん

    最近は下村さんと相性が悪かったが、久しぶりに面白く読んだ(偉そうで申し訳ない)「僕らみんな、”人生をプロデュース”されていた」終盤で明かされる3人の若者たちに、おぉ〜そうだったのか!って。途中であれっ?って思うところはあったが、ページを捲るともう流されちゃって(下村さんの思うつぼ?)だけど、あんなメールが届いたら乗っちゃうかも・・ロペの意のままに従っちゃうかも・・嗚呼、怖いなぁ。不安だなぁ。どこまで、何を、誰を、信じたらいいんだろ・・モヤモヤした読後感は、ラスト364ページの一文で更に不安を掻き立てる。

  • hirokun

    ★4 非常に分かり易い文章と適度なスピード感があり、テーマも今どきのもので一気読み。近未来系社会派推理小説とでもいうべきものか?昨今のSNSとAIブームをテーマにした作品だが、私の感じ方としては明日にでもあってもおかしくはないなという印象。実際、私の日常においてもグーグル先生を活用することが多いし、AIを活用した提案・アドバイス機能を頻繁に使用してタイムパフォーマンスを上げている傾向がある。軽いタッチの作品ではあるものの昨今のAIブームに対する本質的な課題に対する問題提起ともいえる。

  • しんたろー

    下村さん新作は「AIを駆使してアナタの人生をプロデュースします!」という誘いに乗った大学生・恵介を主人公にしたサスペンスミステリ。「熱い敦史」としての作品群でファンとなった身としては、ここ数年の発表作に物足りなさを感じているので「また、今風のネタで大丈夫?」と思っていたが、快調な序盤戦から謎が深まる中盤、二転三転する終盤まで面白く読めた。著者らしい社会問題の考察も交えながら、青春ものとしての趣も加えていて読後感も良かった。エンタメに寄せた近年の作品の中では『ヴィクトリアン・ホテル』に次ぐ成功作だと思った。

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