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ガウディの遺言

下村敦史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569853918
ISBN 10 : 4569853919
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程で「未完の大作」を巡る陰謀に巻き込まれていき…。

【著者紹介】
下村敦史 : 1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい!2015年版」国内編3位と高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    スペイン・バルセロナの世界遺産サグラダ・ファミリアを舞台にしたドキュメンタリー・タッチの歴史ミステリ。面白かったです。サグラダ・ファミリアの歴史と建築家アントニ・ガウディの生涯についてとても勉強になりました。1991年、スペインに住む日本人女性の志穂が父の失踪と知人の現地人が尖塔に吊るされた殺人事件に巻き込まれ、全く頼りにならない現地警察をあてにせず自ら危険な捜査に乗り出します。ガウディの遺言が絡む歴史ミステリにはリアルな真実味が感じられますし、二転三転するフ−ダニット・ミステリも思う存分に堪能しました。

  • starbro

    下村 敦史は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者のスペインシリーズ第二弾、今回はアントニオ・ガウディ&サグラダ・ファミリアの巻でした。 新型コロナウィルスの影響で、サグラダ・ファミリアの2026年完成予定が延期(現時点未定)されたことが心配です。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85391-8

  • イアン

    ★★★★★☆☆☆☆☆スペインはバルセロナを舞台とした下村敦史の長編サスペンス。サグラダ・ファミリアの尖塔に吊るされた男の死体が発見された。石工として働く父が容疑者として追われていることを知った志穂は、工事関係者の周辺を調べ始めるが――。失踪した父の意味深な言葉、やがて明らかとなる大聖堂に隠された秘密と建築家・ガウディの遺言。スペインの歴史的背景・文化・言語が謎解きの鍵となる意欲作だが、あまりに複雑過ぎて策士策に溺れた♀エが否めない。エル・クラシコが両チームのファンをあそこまで熱狂させる理由は腑に落ちた。

  • のぶ

    スペインのバルセロナを舞台に、サグラダ・ファミリアをモチーフにしたミステリー。主人公は現地で暮らす佐々木志穂。冒頭で父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまうという猟奇的なシーンから始まる。誰が何の目的で?志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが・・。バルセロナの事情、ガウディやサクラダ・ファミリアに関する蘊蓄は満載で面白かったが、ミステリー部分がお粗末なもので、白けた読後感になってしまったのは残念だった。

  • まちゃ

    今回のヒロインも熱意はあるけど、行動が軽率な感じでした。ピンチはあったが、最後は丸く収まった感じ。ここら辺が気にならなければ面白いのかな。アントニオ・ガウディとサグラダ・ファミリアの蘊蓄が満載。一度は、サグラダ・ファミリアを見てみたいものです。

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