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日本冷戦史 1945-1956 講談社学術文庫

下斗米伸夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065239780
ISBN 10 : 4065239788
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

冷戦を単なる米ソ対立ではなく連合国諸国間の齟齬として捉えたとき、新たな歴史像が立ち上がる。日本こそが冷戦の戦場だったのだ。旧大日本帝国領、東欧、そして核という多元的利害の下に米ソ中英が絡む国際対立は、日本国内では日本共産党という対抗集団を巡る政治過程として凝縮していく。旧ソ連史料等で冷戦の実像を描く話題作、全面増補改訂。

目次 : 序章/ 第1章 日本占領と冷戦の起源/ 第2章 日本管理、東欧管理、核管理/ 第3章 冷戦のなかの日本(一九四六‐一九五〇)/ 第4章 同盟・戦争と講和/ 第5章 日本共産党とアジア冷戦/ 第6章 五五年体制―冷戦の再編成/ 終章

【著者紹介】
下斗米伸夫著 : 1948年札幌市生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科修士課程修了、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。専門は、ロシア・CIS政治、ソ連政治史。成蹊大学教授を経て、法政大学名誉教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nagoyan

    優。旧ソ連史料を駆使して、従来明らかではなかった冷戦のもう一方の当事者の視点から、日本占領をめぐる冷戦の実相を描く。米ソ冷戦の起源として核兵器開発が大きな意味を有していた。スターリンの地政学的政治姿勢は、イデオロギー対立よりも対話を可能にしたが、それが勢力圏の分割として「冷戦」を体制化したともいえようか。アジアでは、中国革命が大きな影響を与えた。その日本社会への影響が日本共産党の内紛・路線の迷走に現れた。

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