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ウクライナ戦争後の世界秩序

下斗米伸夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797674651
ISBN 10 : 4797674652
Format
Books
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜロシアはウクライナに侵攻したのか?
なぜ国際社会は、戦争を防ぐことができなかったのか?
ロシア研究の第一人者が、世界秩序のゆくえを論じる。

2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、すでに3年以上続く戦争となった。2025年1月に誕生したアメリカのドナルド・トランプ政権は停戦へ向けた交渉を進めるが、その先行きは依然として不透明である。
この戦争の本質を理解するには、ロシアが置かれている軍事的・経済的な状況だけではなく、多くのロシア人がもつ宗教観・民族観、さらには「グローバルサウスの台頭」や「パクス・アメリカーナの終焉」の影響を知る必要がある。
ロシア研究の第一人者が、ウクライナ戦争後の世界秩序のゆくえと、新たな「文明の衝突」の核心に迫る。

目次より
序 章 終わりが見えてきたウクライナ戦争
第一章 ウクライナ戦争はなぜ起きたのか?
第二章 ウクライナから見た戦争
第三章 ロシアの論理
第四章 冷戦終焉再考
第五章 分裂する文明・ウクライナ戦争の展望
第六章 グローバルサウスの台頭とパクス・アメリカーナの終焉
第七章 トランプ停戦から新世界へ

(プロフィール)
下斗米伸夫(しもとまい・のぶお)
政治学者。法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授。専攻はロシア・CIS政治史。1948年生まれ。71年に東京大学法学部卒業、78年に東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1988年から2019年まで法政大学法学部教授。19年より同大学名誉教授。『プーチンはアジアをめざす』(NHK出版新書)、『新危機の20年』(朝日選書)、『ソ連を崩壊させた男、エリツィン』(作品社)、『プーチン戦争の論理』(インターナショナル新書)など著書多数。

【著者紹介】
下斗米伸夫著 : 政治学者。法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授。専攻はロシア・CIS政治史。1948年生まれ。71年に東京大学法学部卒業、78年に東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1988年から2019年まで法政大学法学部教授。19年より同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ta_chanko

    現実問題として、ウクライナが領土を奪回するのはほぼ不可能。戦争の始まりは、アメリカのネオコン勢力がNATOの東方拡大を強引に進めたこと(2014年マイダン革命)が原因。西部ガリツィア地方と、東部ドンバス・ルガンスク・クリミア地方は水と油の関係。前者は東方典礼カトリックを信仰し、かつてはポーランドの支配下(=辺境)にあった地域。後者はロシア語話者・正教信者が多く、ロシアにとっても重要な工業地域。トランプもゼレンスキーに領土割譲を説得しているが、落としどころはどこに?

  • ほんメモ(S.U.)

    トランプが朝鮮半島モデルで停戦に持っていく、というのが今のところ一番濃厚そうな筋書きなのかな?文化、宗教、言語それぞれに分断が実在している以上、停戦ラインも見えてくるのでは。ウクライナの成り立ちや戦争のきっかけ、ロシア側やヨーロッパ側、アメリカ側からの視点、アジア各国からの視点などから、ウクライナ戦争との関わりや昨今の世界情勢が語られ、やや脱線気味の部分もあるにはありましたが、すごくわかりやすくまとまっていた本だと思います。結局、世界の紛争のほぼ全ての元凶は、イギリスとアメリカなんじゃないかって気が…。

  • お抹茶

    アメリカ民主党政権に厳しい見方。クリントンがNATO拡大を進めたことで,国内の東西対立を抱えていたウクライナの分裂が深刻化。東西対立はプーチンによる侵攻の正当化の背景にあり,この問題を国際社会は過小評価してきた。対ロシア和平派だったゼレンスキーが西側支持に傾いたことで紛争が加速。ウクライナ紛争は言語や宗教などのアイデンティティの分裂が原因で,イデオロギー対立とは異なる。朝鮮半島のような解決の可能性が高い。政治的に不安定なウクライナでは停戦合意が反故にされることをプーチンは懸念し,米国務省内でも意見が対立。

  • たっとちゃん

    ウクライナ戦争はなぜ起きたかが良くわかりました。ウクライナ国内の問題、宗教対立、言語の違い、複雑な歴史的背景など。ロシアから見たウクライナ問題、NATO拡大への危機感。そして、一番の問題はアメリカのネオコン系勢力によるウクライナ介入でした。私たち人類に、繰り返される不幸な争いを終わらせる智恵があるのでしょうか?長崎平和祈念式典の鐘の音を聴きながらの思いです。

  • ゼロ投資大学

    ウクライナ戦争が始まってすでに3年以上が経過した。ロシアの電撃的侵攻によって、ウクライナが制圧されるかに思われたが、小康状態を保っている。ロシアは支配した地域を法的・実質的に自国に組み入れる措置を進めており、ウクライナが占領された地域を取り戻すことは容易ではない。

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