Product Details
ISBN 10 : 4772420312
Content Description
1980年代のフィンランド・ケロプダス病院、長期入院者地域移行のプロセスのなかで生まれた「オープンダイアローグ」は、90年代以降、急性期対応を含む地域精神医療保健システムとして広く人口に膾炙している。
2014年と2017年の二度にわたるケロプダス病院の視察以来、「オープンダイアローグ」の日本での実装可能性、地域移行支援、患者中心の多職種連携の可能性を構想してきた著者は、「包括型地域生活支援プログラム(ACT)」から「精神障害者アウトリーチ支援事業」を経て、現在は「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」先進モデルの運営にあたり、脱施設化時代を迎えた日本の地域精神医療保健の可能性を探究している。
地域と生活のフィールドで、援助者と当事者は何を思い、語り、そして動くのか?
多彩な登場人物が織り成す仮想事例記録を通じて「対話」と「協働」のリアルを伝え、経験専門家ならびに多職種専門家との対話(ダイアローグ)と省察(リフレクション)を経て、地域から始まる協働的チーム支援、そしてまだ見ぬ地域精神保健ケアの可能性を探ってゆく。
“会う・聴く・共に動く”からはじまる「多職種連携/チーム支援」ガイド。
【著者紹介】
下平美智代 : 一般社団法人COMHCa共同代表、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域精神保健・法制度研究部客員研究員。博士(心理学)。公認心理師、看護師。聖隷浜松衛生短期大学第一衛生看護学科卒業、日本女子大学人間社会学部心理学科卒業、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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