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白楽天 ビギナ-ズ・クラシックス中国の古典

下定雅弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044072209
ISBN 10 : 4044072205
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国の大詩人であり、日本文化に多大な影響を与えた白楽天。彼が生涯に詠んだ3000首の詩の中から、53首を精選。第1部は少年期の友情の詩から退職した喜びを詠った詩まで。炭売りの老人への憐憫、左遷地で雪景色の香炉峰に感嘆する等の代表作を紹介する。第2部では、楽天が愛した家族、動物、四季の風物、酒、茶、音楽などを題材にした情愛濃やかな詩を味わう。多彩なコラムを加え、詩人・楽天の全体像が把握できる入門書。

目次 : 第1部 白楽天の詩―少年時代から退官まで(決してくじけない!/ 民衆はこんなに苦しんでいる/ みんなに暖かい服を/ 毎日がたいくつ ほか)/ 第2部 愛する人に語り、好きなものを詠う(おまえが遺した鏡を取り出して/ けなげな妻よ/ 元〓(しん)よ、どうしている?/ 劉君、今から遊びに行くよ ほか)

【著者紹介】
下定雅弘 : 1947年大阪市生まれ。京都大学大学院修了。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    ウェイリー版源氏物語や、その途中、中西進氏の『源氏物語と白楽天』を読んだこともあり、白楽天への関心が呼び起こされた。 惜しくも本書には、肝心の「長恨歌」が含まれないのだが、ま、初心者は高望みはしない。実際、読んでみて(漢詩としては)平易で親しみやすいと感じた。

  • しゅてふぁん

    藤原行成が書写し一条天皇に献上した『白氏文集 諷論詩・新楽府50篇』の作者であり、その詩は『枕草子』や『源氏物語』などにも登場し、平安文学とは切っても切れない関係にある白楽天。いつか読もうと思っていた一冊。やっと読めた(≧▽≦)漢文の書き下し文が好き。そして、余韻に浸る、贅沢な時間。平安人はこれを読んで、何を思ったのか。同じものを読んでいるなんて不思議な感じ。清少納言みたいに(笑)暗唱するのは難しいけれど、お気に入りの詩くらいは白文で読めるようになりたいな。

  • ❁Lei❁

    大学の課題に使用するため読了。詩、酒、琴を人生の友とし、仕事とプライベートを同等に大切にした白楽天。人間、植物、動物、無生物までをも広く愛でて詠み、詩はそれらへの愛情に溢れています。美しい風景が目に浮かんだり、のんびりした気持ちになったり、読んでいてとても楽しかったです。特に好きだと思った詩句がことごとく『和漢朗詠集』に収められているとあったので、そちらも読んでみたくなりました。

  • 森の三時

    平安貴族たちの心をとらえ、日本文化に影響を与えた白楽天は、生涯で3千もの詩を詠んだという。本書ではその中から53首を精選し、彼の人となりが良く分かる内容になっています。キーワードは、「兼済」と「独善」の充実です。「兼済」とは広く人民を救済すること、官僚として仕事の充実を意味します。「独善」とは自分自身の楽しみ、プライベートの充実です。左遷や子供の死など、辛く悲しいことを経験しながらも、人として生まれ味わえる充実を追求していく姿に感銘を受けました。私にとり漢詩は難しいけれど、漢字の響きとリズムが好きです。

  • そり

    中国の詩。その本来の読み方や抑揚による音は読めていないけれど、日本語にしたものも口にして読む快感がある。春風の詩は、軽快なリズムに内容が乗ったとき、まさに風の速さを錯覚する。春風入り来たりて、梅を咲かせ、やがて桜、杏、桃、梨と花開く。そういう映像が膨らみ、そして加速する。潤む梅雨、盛る夏、枯れる秋、眠る冬を思う。巡る自然をつくりしは神の御技か。

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