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才能に頼らない文章術

上野郁江

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799323830
ISBN 10 : 4799323830
Format
Books
Release Date
November/2018
Japan

Content Description

 ここ5 ?6 年で、インターネットによる情報発信が爆発的に増えてきました。さまざまなWeb メディアが立ち上がってきています。また、個人での情報発信をサポートするサービスも増えてきました。古くはブログやメールマガジンを筆頭にして、最近ではnoteなど、自分で書いた文章に対して自由に価格をつけて販売するサービスなども出てきています。 Web による情報発信が当たり前になってきたことで、これまで自己流でどうにか書いてきた方々や、今まであまり文章を書く機会がなかった方にまで「書く」ことへのニーズが高まってきています。 こういった背景を受け、短期間で文章力をアップさせるための方法論をまとめたのが本書です。 私はふだん、編集スキルをもとにしたエディトリアル・コンサルタントとして、社会に貢献したい企業の社長や、コンサルタントや士業などの専門家のみなさまに向けて、確実に「伝える」ことに特化したプログラムを提供しています。 伝え方、情報の出し方を少し変えるだけで反応は劇的に変わるものです。本書は、そのプログラムから、特に文章力の向上に特化した部分を抜粋したものです。 自社のWeb サイトのリニューアルを機にコンテンツを執筆していく方や、企業のオウンドメディアの担当者、自分の提供するサービスを相手にわかりやすく伝えたい士業の方や専門家など、文章力を身につけたい方・高めたい方々に、ぜひ読んでいただければと思っております。 みなさんは、タイトルに引かれてWeb 記事の本文を読み進めてみたけれども、タイトルに対する回答がなかったのでがっかりしたことはありませんか? あるいは、記事を一通り読んでみたものの何が言いたいのかわからない、主張していることの根拠があいまいで納得感がない。 残念ながら、このような記事が急増しています。それはなぜでしょうか? それは、編集者の視点をもたないままに記事が書かれているからです。 Web 上のコンテンツが大量に増えて、文字の洪水とも言えるほど文字があふれている今こそ、編集者の力が必要になってきていると感じています。 本書では、主にWeb での情報発信を念頭におきながら、「編集者の視点をもって執筆する力」(これを本書では、「編集執筆力」と呼ぶことにします)を解説していきます。 文章力は生まれもった才能だと言われたりしますが、編集執筆力は才能ではありません。「相手がいつも使っている言葉を使う」「相手の価値観にそった言葉や表現を選ぶ」など、ポイントを押さえることで伸ばしていくことができます。 つまりこれは、誰もが身につけられるスキルなのです。本書では、編集スキルを31 の編集の文法として体系化したものを、あますところなく紹介します。そして、これらをまとめたのが「編集の文法チェックシート」です。これを活用し、相手の価値観にそって文章を組み立てていくことで、共感や信頼を得られる文章が書けるようになります。

【著者紹介】
上野郁江 : 株式会社エディットブレイン代表取締役。エディトリアル・コンサルタント。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。翔泳社で編集者としてビジネス書を担当後、独立。翔泳社では、新規事業の創出やイノベーションの創出を解説した書籍などを手掛け、多くの書籍を世に送り出す。大学院で学んだ、システムズエンジニアリングの手法をもとに編集スキルを「編集の文法」として体系化。現在は同手法の内容をもとに、事業戦略にそった情報発信の提案や、「人に伝わる」文章の書き方支援、編集部構築支援プログラムなどを提供する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ニッポニア

    文章構成に編集者の視点を加えることで、一つ抜ける。無意識のうちにやっていたこともあるけれど、改めてそのやり方に根拠があり、間違っていないと思えます。例えば、ですます調とである調は混ぜない。私は意識的に、混ぜることもあるけれど、万人に受け入れられる文章としてはあまり効果的でない。そうなのかな。まあ、ルールを知った上で遊ぶというのが大人の手法。

  • ミライ

    「編集者」である著者が、自らの編集スキルを可視化・言語化したもの。「編集者の視点を持って執筆する力」を解説、編集の力は生まれ持った才能ではなく、後天的に鍛えることで伸ばして行ける技術であると著者は語る。読んでいて「なるほどな」と思うところも多々あり、非常に勉強になった。編集の文法を体系化してまとめた「編集の文法チェックシート」も付属されているのも○、自分の文章を気軽にチェックできる。

  • 彩灯尋

    例文からの添削は勉強になる。確かに言われたとおりに書いていければ分かりやすくはなると思うけど、結局言葉の選び方だったり文章のリズムだったりその人のセンスによるところもあるような気がするな。天声人語の構成や文な始まり方などしっかりと気に留めながら書き写してみようかなと思う。文章を書くリズム的なものを身につけたい。

  • 編集者の視点で書かれた文章術の本は珍しいのではないだろうか。今まで読んだ本では ロジックのみを重視するものが多かったので、感性の必要性を述べた本書は新鮮だった。 論理と感性のバランスが取れた「ゆるロジ」の文を今後意識したい。 主な内容の31個のチェック項目は実例を挙げて示されているのでとても分かりやすい。 項目全てを満たせば一定水準以上の文章が自然と出来上がるだろう。 最後の「メディアマインド」に関してはは今ひとつピンと来なかったが実用的で使いやすい良書だ。

  • ミヤト

    文章の基本的な技法学べる本でした自分は似たような本を持っていたので、内容が被っているところが多いと感じましたが、重要なことがしっかり書かれている本だと思いました。

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