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感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた 選書ビギナーズ

上野誠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047037298
ISBN 10 : 404703729X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古典を学ぶということは、古に思いを馳はせるということにほかなりません。遠い昔のことが、まるで今、自分の目の前で起こっているように感じられたその瞬間、私たちは古典をほんとうに読んだことになるのではないでしょうか。そういう経験を読者の皆さんと一緒にしてゆきたい、と思って作りました。
(本書 第1章より 一部抜粋)

【著者紹介】
上野誠著 : 1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    万葉時代の擬態語、雨降り「しくしく」、鼻風邪「びしびし」、酔っ払い「ゑらゑら」など。ホトトギスの鳴き声の聞きなし「時過ぎにけり」「我かく恋う」。万葉集に最も多く登場する植物は、秋の花の萩、春の花の梅。そして、牽牛と織女のロマンチックな話。自然と触れ合い楽しむ日本人のDNAを感じます。

  • 虹色

    『万葉集』に出てくる擬態語・擬声語。また、切なさや、喜びなどを、何に例えてどのように表現していたかなど、万葉学者の著者が、初心者の私でも分かるよう説明してあります。「鼻びしびしに」は今で言う「鼻をずるずると」なのですね。知りませんでした。『秋萩は 雁に逢はじと 言へればか 声を聞きては 花に散りぬる』<秋萩は雁に逢うまいと言ったからか 声を聞くと花のまま散ってしまった>潔く主役の座を渡す萩の潔さに、日本の美学を重ねているところが印象的でした。

  • kazu4

    手軽に万葉集の世界に誘ってくれるビギナーズ本です。一つ一つは短いが、奥は結構深いと思います。

  • Go Extreme

    潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ: ベッドはヒシ 心静かはユタ二 揺らぎはタユラニ 笑顔は二フブ マタビとは何か 酔っぱらいはヱラヱラ: 馬はトドと歩む ホトトギスの鳴き声はとキスギニケリ 枝をたわませるのはトヲヲ 笹の葉はサヤ二にさやぐ 万葉の雨はシクシク降る: 紅葉は黄色 黄葉という語 音と景で愛でる 松茸の香り 風に靡く稲穂 牽牛と織女・メッセンジャーボーイ: 紐を解いて待とう 帯を返してという牽牛 萩かススキか 萩と雁は仲が悪い 幸せのサチ: 木の木暗 春雨と浮気の弁明 春草と夏草 ホトトギスを叱る

  • ささ

    読みやすい本、優しい訳で良かったです。しくしく、は重なるという意味の動詞「敷く」を重ねたものであるとか。恋心が募ることもしくしくと表現できたそうで。読んでいて何度も難しかったのが「春去者=春されば」で「春がやってくると」という意味になること。あとは、貧窮問答歌の全文の訳があり、とても心に届きました。

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