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万葉考古学

上野誠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047037106
ISBN 10 : 4047037109
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近年、相次ぐ古代遺跡の発見。多くの遺跡は、奈良と大宰府へと続く道沿いに点在している。その遺跡や道は万葉集の舞台でもある。都が置かれた奈良はもちろん、大伴旅人・山上憶良らが活躍した九州では、「筑紫歌壇」ともいうべき文芸サロンの花が咲いた。大宰府や松浦などの地名が歌に詠まれるのはそのためだ。考古学的視点で万葉集を読み解くとどのような風景が見えてくるのか。都市や交通、境界をテーマに、第一線の研究者が万葉の世界に迫る。

目次 : 第1章 都市と山越えの万葉考古学(都市と郊外の万葉考古学/ 山越えの万葉考古学/ 万葉の都、久迩・難波・紫香楽)/ 第2章 筑紫の万葉考古学(旅立ちの万葉考古学/ 大宰府の内と外の万葉考古学)/ 第3章 神仙郷の万葉考古学(神仙郷の世界/ 旅する大宰府長官/ 大伴旅人が旅した松浦郡/ 補論 吉野宮の発掘)

【著者紹介】
上野誠著 : 1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部日本文学科教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    万葉集を歴史学・歴史地理学領域から(コト)、考古学(モノ)、国文学(アヤ)の三領域から捉え直した研究ガイドブックである。取り上げられている遺跡は都城、地方官衙、古代山城、古代官道などである。著者たちの専門もバラバラであり、関心領域も異なっているため、少し章同士の関連性が薄い面も見られる。 めでたく、感想文800件達成である。面白くとも何ともないものを読んで頂き、六点、感謝以外の何物もありません。本当に有難うございました。これからは900、1000を目指し楽しく行きたいと思います。

  • おらひらお

    2022年初版。新しい研究分野としての『万葉考古学』を提示し、そのケーススタディとして、数本の論文を収録するもの。これまで、考古学、地理学、古代史、古代文学はそれぞれ独立して研究され、時々、連携したりしていましたが、万葉考古学ではその連携というか、個々の研究者が横断・越境しつつ研究を進めるのが前提になっています。そのあたりが「旅の学問」と称するゆえんかも。今後の展開に期待大。

  • ゆずこまめ

    奈良の土地勘がないのでいまいちピンとこない部分もありますが、言葉の問題だけじゃなく考古学としてというのは面白い視点。実際にここにいた人達が万葉集の歌を詠んだという実感がわきそう。

  • ktkt

    学際的な共同研究プロジェクトの成果物である論文集。各章の執筆者がそれぞれ専門的なことを書いていて、「これが万葉考古学だ!」というのはない。選書ではなく専門書でやってくれと思ってしまった。

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