Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• かなっぺ

  読了日：2017/12/23

  何とも、面白かったー。鑑定医として事例、結論、結果、を述べるだけでなくなぜそうなるかわかりやすく説明している。死体が泡をふく話では、私自身内容にあるような細かいムース状の泡を口から吹いている方を見たことがあるのでとてもリアリティがあった。納得納得！そして何より、それだけでなく著者自身40年間連れ添った奥様を10年程前に亡くされた話が、旅行に行っとけば良かったと後悔したり、娘さんが52歳で他界されていた事にも触れていて何だか胸にせまるものがある。生きていることの意味を考えされられる。読んで良かった(^-^)

• いつでも母さん

  読了日：2017/08/13

  『死体は決して嘘をつかない』多くの『死』を見てきたのでいかに生きるべきかを知ると。心の中でその人は生きている。鑑定医の言葉は重い。この方がいたから救われた遺族が沢山いただろう。生きている者の病を治すのも大事だが、声なき声を聞き取る法医学に、もっと光が当たってもいいんじゃないだろうかー

• ゆみきーにゃ

  読了日：2018/02/08

  《図書館》ずっと読みたいと思っていた上野先生の本。説明がわかりやすく書かれているので状況を思い描きながら読めたので、すごく読みやすかった。経験って大事ですね。

• ☆よいこ

  読了日：2018/07/14

  ［1母からの切なる手紙］暴行死の殺意［2自殺か他殺かのボーダーライン］車内での練炭自殺［3｢目からウロコです｣］バルコニーからの墜落死［4お寺はなぜ燃えたか］生きてる、火事は放火か［5ふたつの死因はない］わけの分からない鑑定書［6父の無念を晴らしたい］下肢が麻痺している入院患者の墜落死［7二転三転...］ビルからの墜落死は自殺か事故か［8温泉の湯船に浮かんだ死体］溺死か病死か［9涙の遺骨鑑定］骨を選び出す▽サスペンスドラマ、刑事ドラマファンとしては読んでおきたかった本。丁寧に書かれていて読みやすかった。

• AICHAN

  読了日：2018/04/06

  図書館本。著者は東京都監察医務院の監察医を経て現在は主に死体の再鑑定を行っている死体鑑定医。暴行されて死亡した息子の母から「犯人には未必の殺意があった。再鑑定してほしい」という手紙をもらったりして、死体鑑定医として活躍している。その活躍の数例を紹介している。「ううむ」と唸ったのは、被害者がメッタ刺しにされている場合、多くの人は「相当恨みのある人間の犯行」と見るのに対し、この死体鑑定医は「弱者の犯行」と見ること。弱い人間ほど、刺した後生き返らないかと不安で何度も刺すのだという。なるほど。

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