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父を焼く 上野英信と筑豊

上野朱

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000238649
ISBN 10 : 4000238647
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2010
Japan

Content Description

記録作家として多くの名著を遺した上野英信の一人息子である著者が、英信と彼を支えた母・晴子の思い出、筑豊の風土とそこに住む人々を描く珠玉のエッセイ集。英信の葬儀の様子を語る表題作など27篇を収録。

【著者紹介】
上野朱 : 1956年福岡市生まれ。1964年父上野英信が「筑豊文庫」を創設するのに伴われて鞍手に移り、廃坑集落で育つ。高校卒業後洋菓子職人を目指して東京で就職するが、1年半で挫折して筑豊へ戻り、以後製麺業、内装業などを転々とする。96年筑豊文庫を閉鎖、解体。現在は宗像市で古書店を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • michel

    ★4.6。上野英信は炭坑争議やサークル運動に命を懸けた記録作家。全く知らずにお恥ずかしい。その一人息子の著者が回想を交えて、筑豊とそこに住む人々を柔らかく飾らずに描いた27編のエッセイ集。"誰もが差別されることなく生きられる世界を創る"という夢のため、父は書くことを選び、母は夫に書かせることを選んだ。息子はそんな両親とそこに集った人々に何を見て何を思ったのか。全く飾らない著者の、全く飾らない文章なんだが、どの章も最終段落でキュッと心を締めつけてくれる文章なのがとても魅力的なエッセイ。魅力的な作家さんだ。

  • ジン

    上野英信は60年代に産炭地の筑豊に移り住み、閉山相次ぐ炭坑と仕事を追われる炭坑夫たちの状況を記録した作家。そのご子息の朱さんが英信の思い出を綴ったエッセイ集。表題作「父を焼く」は父を火葬したとき、棺に著作を詰めて焼いたら本が生焼けで出てきて、二度焼きしたら遺骨が粉々になった話。家の中から見た作家の姿はなかなか強烈。ただ、共産党シンパで炭坑労働者で差別を憎んだ記録作家なのに、山口県の保守的な地域に生まれ軍国主義教育を受け父権主義的な家庭で育った上野、故郷は捨てても父権的な振舞いは捨てられなかったのは切ない。

  • takao

    ふむ

  • 行き当たりバッチシ!

    朱さんとは 若いころ2・3度お会いしたことがあります。私と同い年と思ってたのですが 私のほうが三つ上でした なんだか騙された?気持ちですが・・・・・・。英信さんも64歳だったんですね その歳も超えてしまいました。筑豊というところを外から見せて頂きました。

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