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介護保険は崖っぷち 私たちのケア社会をつくるには 岩波ブックレット

上野千鶴子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002711096
ISBN 10 : 4002711099
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2000年の制度開始以降、改定のたびに後退を強いられてきた介護保険。2024年春の訪問介護報酬切り下げがさらに追い打ちをかけ、事業所閉鎖が相次いでいる。ヘルパーもケアマネジャーも不足するなか、このままでは介護サービスを利用できない高齢者が続出するかもしれない。では、いったいどうすればいいのか。財源は?介護職の働き方は?要介護認定のあり方は?介護保険四半世紀の歩みを総点検し、変革を展望する。

目次 : 第1部 こんなはずじゃなかった 制度編(介護保険制度、その歴史的意義/ 介護保険の創設と「高齢社会をよくする女性の会」が果たした役割/ 社会保障の新自由主義的改革としての介護保険制度 ほか)/ 第2部 こんなはずじゃなかった 現場編(「崖っぷち」からケアの原点に立ち戻る/ 在宅介護の最後は介護心中?―使いたいときに使えない介護サービス/ 「大量廃止」で町から消える訪問介護 ほか)/ 第3部 こんなはずじゃなかった 展望編(地方分権・住民自治としての介護保険/ ケアのニーズと財政問題/ 介護職員が誇りを持って働くために ほか)

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年生まれ。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。東京大学名誉教授。社会学者

樋口恵子 : 1932年生まれ。NPO法人高齢社会をよくする女性の会名誉理事長。東京家政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    【私たちは最期まで高齢者が尊厳を持って生をまっとうすることができる介護保険を求めます】「崖っぷち」に追い込まれた介護現場の変革を展望した書。巻末資料として、本書の基になったマラソンシンポジウムの2つの声明を収録。<介護保険は2000年、「措置から契約へ」「恩恵から権利へ」の標語のもと、高齢当事者の自立と尊厳をめざして「介護の社会化」へ大きな一歩を踏み出しました。しかし、その後の改悪に次ぐ改悪の過程で「負担の増加と給付の抑制」が重ねられ、もはや「老いの命綱」として頼れない制度になる危機を迎えています>と。⇒

  • とよぽん

    介護保険制度は、画期的な素晴らしい制度だが。3年ごとの「見直し」によって、どんどん使いにくく運用に支障をきたしている。事業者の経営が立ち行かなくなって、事業所の閉鎖や廃業が増え続けている。必要な人に必要な介護を届けられない状況。保険料は上がる一方で、介護を受ける人の介護利用料金の個人負担も増やされて。医療も介護も従事者の処遇改善がまだまだ足りない。人手不足は喫緊の課題でもあり、まさに「崖っぷち」だ。破綻しないように、打つ手をすぐ打って!

  • ichigomonogatari

    2024年、介護保険においてすべての訪問介護の報酬減額が決定された。本書は、このような度重なる改悪に対し「ケア社会をつくる会」が行ったシンポジウム「こんなはずじゃなかった、介護保険―わたしたちのケア社会をつくる」の記録をまとめたもの。大学教授、ケアマネ、介護福祉士、家族会、ヘルパーなど様々な立場の人々が、制度の問題、現場の現状を課題、そして未来への展望を語っている。

  • チバ

    介護のお仕事は給料が高いと給料目当てでその職に就き倫理観が崩れるため?としか思えない待遇だと思う。我が身を振り返ると給与天引きの項目で40歳になったら突然介護保険料という項目が出てきて損した気持ちになったのを覚えている。しかし本書を読んでどうして40歳からじゃなきゃいけないのか、若いうちから徴収してもいいのでは?日本は介護の問題にしても突然背負わされる感があるのがいけないのではないかと思った。幼い頃からの意識付けが必要な程、事態は深刻だと改めて思った。

  • K T

    私の楽してお金もらってるのが申し訳ない

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