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〈私〉探しゲ-ム

上野千鶴子(社会学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480080059
ISBN 10 : 4480080058
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1992
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 太田青磁

    社会学者上野千鶴子センセイの80年代に書かれた消費文化論。鋭い切り口と軽妙な文体に20年以上も前に書かれたと思えない斬新さを感じます。85年はプラザ合意、世の中はバブル真っ盛り、赤プリやディスコの記事が不思議な感じもしますが、ノマドワークやサードプレース(文中では第三空間)なんて概念は新しいものじゃないのだなあと。ホモセクシャルを媒介にした女性論は著者の本領かも。レズビアンが1対1の関係を求めるのに対し、ゲイは乱交的というのは、男女の違いを物語っている気がします。あとは、女性誌の分類が面白かったです。

  • 苦虫

    時代を感じる。若者の欲望を描ききったけど、上野さんの弟子たちは無欲を書いている。ファッションと消費がテーマかな。あまりジェンダー色は強くない。統計データも少なめだから、ちょっと頭の良い人のエッセイといった感じ。生意気だなぁ。あと「見せる」百貨店の研究をしていて、それで新先生の商店街論か…と。「たとえば上層と下層の所得格差の小ささでは、日本は(共産圏を除いて)スウェーデンに次いで世界第二位だし、ライフスタイルの階層差を問わない均質性においても、群を抜いている」!?!?他、引用はコメント欄にて。

  • kyouikufs

    なるほど問題設定というのはこういう風に設定し、解消していくのかと納得。捉え方は今の時代にも十分使えますが、内容的に「なら今の時代にも使えるの?」と言われたら、どうだろうと答えてしまいます。時代は刻々と変化していますからね。しかし、経済、女性論、教育など様々なアプローチから今の時代を切り込むためには、前時代の社会を知らなければなりません。なぜならば、社会はぶつ切りではなく、連続性があるからです。特に「ハレとケの消失の中で始まるのは、〈私〉探しゲームだ。こちらの泥沼の方が、深いように見える」という指摘は鋭い

  • swshght

    忘れた頃に読みたくなる上野千鶴子。本書が出たのは「処女喪失作」『セクシィ・ギャルの大研究』から5年後のこと。今回は批評集の側面が強い。同時代評でありながら、その内容は少しも古さを感じさせない。とくに「インテリア」「通貨」「百貨店」の分析は鋭い。上野は同時代をお得意のジェンダー論、消費社会論、記号論を操りながら縦横無尽に論じる。いつもながら人を食ったような文体は健在だ。そのスピード感とユーモアは「遊びっ気」たっぷり。彼女にとっての「80年代」とは「遊び場」にほかならなかった。お次は『スカートの下の劇場』へ!

  • 愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

    【ココロの琴線に触れたコトバ】「健康で文化的な最低限度の生活」はつねに「人なみ」水準ではかられる。「必要」からくるミニマム議論は、いつも泥沼に陥るほかない。

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