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幕末維新のリアル 変革の時代を読み解く7章

上田純子 (Book)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642083379
ISBN 10 : 4642083375
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

欧米列強の動き、対外戦略と国内政争、世界観の相克や思想の対立、海防僧・漢詩人の月性が体現した知識人交友圏の成立と政治参加―。幕末維新の諸相を、第一線の研究者七名が読み解き、歴史のリアルをよみがえらせる。

目次 : 第1章 幕末維新の、ここが面白い―一九世紀東アジアの歴史舞台で何が起こったのか/ 第2章 積極開国論か、攘夷論か―相異なる世界観のはざまで揺れ動いた幕末の徳川政権/ 第3章 「攘夷」とは何か―長州毛利家が意図したこと、実現したこと/ 第4章 洋上はるか彼方のニッポンへ―欧米列強は何を目ざし、どう動いたのか/ 第5章 「尊王」とは何か―国学の誕生から帝国憲法まで/ 第6章 漢詩のなかの月性―そのたぎる思い、そして寂寞/ 第7章 僧月性の交友と交際―清狂草堂に紡ぐ知識人ネットワーク

【著者紹介】
上田純子 : 1968年、愛媛県に生まれる。2004年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 田中峰和

    月性は、尊王攘夷を唱えた僧侶。「人間至る処青山有り」で有名な漢詩の作者でもある。西郷隆盛と心中した月照と同じ読みだが、長州の藩論を攘夷に向かわせた点で、より政治的な人物。安政の大獄前に病死したため、攘夷論で拘留した梅田雲浜のように獄死することはなかった。その月性を偲ぶため開かれた講演録をまとめたものだが、月性と無関係のものが面白い。西海岸まで辿りつき次の征服先を太平洋と定めた米国は、中国進出の足掛かりとして日本に目をつけた。クリミア戦争で手間取る英国を尻目に黒船来航で脅したが、南北戦争で一歩後退した。

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