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兵法三十六計で読み解く中国の軍事戦略

上田篤盛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594101374
ISBN 10 : 4594101372
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【本の内容】
三十六計逃げるに如かず、
遠きと交わり近きを攻める、
無中生有(むちゅうしょうゆう)、
指桑罵槐(しそうばかい)‥
習近平政治の底流にある「古典兵法」思想を理解し、中国の次の一手を読む!

◎戦略的撤退と戦術的脱出を駆使した毛沢東の軍事戦略
◎味方を切り、共通の敵を外に作る──ケ小平以降の権力闘争術
◎見せかけの威容≠ナ抑止力を演出する核戦略
◎でっち上げ≠ニ過去の歴史で正当化する領土支配戦略
◎友好を装い、愚かさを演じて相手を欺く仮面の外交計略
◎少数民族と異文化圏を制圧する「骨抜きとすり替え」の浸透戦略
◎内部に浸透し、相手の心理を操る中国の情報戦略
◎他国を使い、近隣を制する外交戦略
◎第三国の戦争を利用した影響力拡大と対台湾包囲戦略
◎『超限戦』思想に基づくグレーゾーン戦略
◎誘導・封鎖・孤立化で有利な戦場を作る作戦・戦術
◎隙と混乱に乗じて奪い取る領土拡張の戦術
◎中枢を突き、陽動で攪乱し、混乱に乗じる台湾攻略作戦
◎奇襲と欺瞞の波状攻撃を用いた台湾侵攻戦術

中国の戦略における根幹は、「戦わずして勝つ」という古典兵法の思想にある。単に戦争を避けるという意味ではない。むしろ本質は、戦いが始まる前に相手の力を削ぎ、自らにとって有利な条件を積み上げ、最終的に武力を用いても確実に勝てる状況を作り出すことにある。中国はすでに、台湾周辺でその片鱗を見せている。
このような状況から、中国の意図を読み解くうえで『孫子』をも上回る示唆を与えるものとして、『兵法三十六計』が注目される。
本書では、台湾、南シナ海、尖閣諸島、そして認知空間といった現代の戦場≠ノおいて、『兵法三十六計』がいかに複合的に組み合わされ、戦略的に機能しているのかを、歴史的背景と具体的事例の双方を通じて明らかにしていく。
(はじめにより)

【著者紹介】
上田篤盛 : 元防衛省情報分析官。株式会社ラック「ナショナルセキュリティ研究所」客員研究員、(一社)日本カウンターインテリジェンス協会顧問。1960年生まれ。防衛大学校(国際関係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。幹部レンジャー課程を修了後、情報業務に従事。1993年から96年にかけて在バングラデシュ日本国大使館に警備官として勤務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、防衛省情報分析官および陸上自衛隊情報教官として勤務。2015年に定年退官。現在はインテリジェンス、防諜、サイバーセキュリティーに関する啓発活動を行っている。隔月誌『GLOBAL VISION』にて連載中。これまで内閣官房、防衛省、国土交通省、財務省、厚生労働省などの官公庁、自治体、企業において多数講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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