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流言 武商繚乱記 三 講談社文庫

上田秀人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065347607
ISBN 10 : 4065347602
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

時は元禄、大坂では西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送・売る権利を持ち莫大な富を得ていた
大商家・淀屋が隆盛をきわめていた、その淀屋に借金をする大名があらわれ、参勤交代の折には
淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。商家がつけ上がるのを放っておくわけにはいかない
幕府は、目付の中山出雲守を大坂東町奉行の増し役(ましやく)に任じる。
大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘を娶ったものの
妻の不貞を許せず少々手荒に離縁したのを理由に東町奉行所内で孤立していた。
中山出雲守は、気概あるはぐれ者の小鹿に目をつけて、淀屋の監視を命じる。
いっぽうの淀屋も密かに策を練っていたーー。
権力を裏で操ることに長けた豪商との争いに巻き込まれていく、小鹿はいかに立ち向かうのか。
吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説待望の第三作。

【著者紹介】
上田秀人 : 1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズは、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。抜群の人気を集める。初めて外様の藩を舞台にした「百万石の留守居役」シリーズなど、文庫時代小説の各シリーズのほか歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学書を受賞。2022年第7回吉川英治文庫賞を「百万石の留守居役」シリーズで受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やま

    豪商の金を狙うものたち。大阪東町奉行所同心で、小具足術の遣いて山中小鹿(ころく)は、奉行所の実力者である筆頭与力の和田山内記介の怒りをかい、同奉行所へ増し役として赴任してきた奉行の中山出雲守時春に付けられた。増し役とは、本役の奉行の他に重大な場合などに派遣される役職です。なお、東町奉行所には、本役の奉行として松平玄蕃頭忠固(ただかた)がいる。

  • ガットウ

    ★★★★4.0点。話が大きく動き出した。山中小鹿はどう絡むのか?

  • まさ

    シリーズ第3弾。相変わらず当時の詳しい説明は興味深く読めますが、少しくどいようにも思えてしまった。その説明が長くてあまりストーリーが進まないように思いました。でもやっぱり続きは気になります。小鹿、堺屋などの登場人物もなかなかに魅力的です!☆4.1

  • goodchoice

    このシリーズは筋立ての方向性が今一歩わからず、読んでいて微妙な感じを受ける。

  • wang

    力を持つすぎた浪速の豪商・淀屋。武士の世を取り戻すため淀屋を潰す理由を探る臨時の町奉行。微妙な立場でその両者と関わる同心の山中小鹿が奔走する。淀屋の財に目のくらんだ愚かものが、手を出してしまう。危ういバランスの中で情報戦が続いていた中で、情勢が動き出した。今後誰がどんな行動をして、誰が主導権を握るのか。面白くなってきた。

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