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布武の果て

上田秀人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087717983
ISBN 10 : 4087717984
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

堺商人たちが辿り着いた、
「本能寺の変」の驚くべき真相とは――。

永禄11年、織田信長が足利義昭を奉じて上洛する。
貿易による富で自治を貫く堺の納屋衆、中でも今井宗久、千宗易、津田宗及は
天下の趨勢を見定めようとしていた。納屋衆内では、新興勢力である信長に賭けることに
反対の声もあがったが、次第にその実力を認めていく。
一方、今井、千、津田は信長から茶堂衆に任じられ、茶の席で武将たちの情勢を探り、
鉄炮や硝石の手配を一手に握るようになっていた。
天正8年、石山本願寺を降伏させることに成功した信長の天下は、目前に迫っていた。
しかし、徳川家康の腹心で一向宗徒の本多弥八郎が怪しい動きを見せはじめ……。

茶室を舞台に繰り広げられる、圧巻の戦国交渉小説。
歴史時代小説の第一線を走り続ける著者渾身の快作!

【著者紹介】
上田秀人 : 1959年大阪生まれ。大阪歯科大学卒業後、歯科医院を開業。97年「身代わり吉右衛門」で、第二〇回小説CLUB新人賞佳作に入選し、デビュー。2010年『孤闘 立花宗茂』で第一六回中山義秀文学賞、14年「奥右筆秘帳」シリーズで第三回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、22年「百万石の留守居役」シリーズで第七回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    上田 秀人、初読です。堺の商人の視点での織田信長の物語、この視点は新鮮ですが、歴史小説としては・・・ https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771798-3

  • hiace9000

    破竹の勢いで天下統一の階段を駆け登るも、「権に囚われた」故に、本能寺であえない最期を遂げた信長。当時「天下の鍵」と呼ばれた堺。堺の大商人にして茶堂衆の今井宗久、千宗易、津田宗及らの視点から信長と戦国の世を描く。商い人も戦人。戦乱の世においてはここぞの場面で命をかけて商いを張る。茶室を舞台に、時流を読み、人を観て、機を捉える商人たちの慧眼と、著者の歴史への深過ぎる造詣は圧巻! 本能寺の変の新解釈にも説得力あり。作品の深みを"史実"で作るか、"人描き"で作るかー好みは分かれるが…私はどうも後者派かも知れない。

  • とし

    布武の果て。堺の三商人今井宗久、千宗易、津田宗及(茶湯の天下三宗匠)から見た織田信長の生涯面白く読めました。

  • ねむねむあくび♪

    堺商人たちの視点で語られる織田信長の天下取り。着眼点がユニークで興味深かったが、後半からラストは駆け足気味で本能寺の変もあっけない。物語が唐突に終わった感じで物足りない。

  • かんらんしゃ🎡

    ★テスラもGAFAもあれよあれよで旧勢力を越えていった。日本でもソフトバンクはPCソフトを売る会社だったし、楽天はいくつもあるショッピングモールの一つでしかなかった。いつの世も新興勢力の見極めは難しい。★三好に付くか織田に付くか。商売で培った嗅覚を頼りに、堺衆はベンチャー織田の成長性と先々の株価を値踏みする。間違えれば堺が滅びる。商人にとっても生きるか死ぬかの戦いだった。

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