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墨痕奥右筆秘帳 講談社文庫

上田秀人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062772969
ISBN 10 : 4062772965
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

鷹狩りで将軍を護った柊衛悟は、念願の立花家婿入りが決定的に。両家は加増に浴すも、併右衛門は奥右筆でいられるのか。復権に執念を燃やす定信は幕府転覆を狙う京からの刺客と手を結ぶ。異例ずくめの大奥での法要が実現、読経する闇の僧たちが将軍の前で牙を剥く!最高潮、圧巻の第十巻。

【著者紹介】
上田秀人 : 1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。時代小説を中心に活躍。『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞を受賞、講談社文庫「奥右筆秘帳」は、「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」(宝島社)のベストシリーズ第一位に輝く。府下で歯科医院を開業する歯科医でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とし

    奥右筆秘帳「墨痕」10巻。柊衛吾やっと婿入りが決まりさらに加増迄めでたしですが、松平定信お役御免になったのに執念深い、異例の大奥での法要にかこつけて家斉暗殺を狙うが、覚蝉も命を落とす事に。あと2巻どんな結末になるのか楽しみです。

  • TakaUP48

    宝暦の治水で幕府から、さんざん苛められた薩摩藩は報復を考えていた。幕府転覆を狙う東寺法務亮深親大僧正の法弟子・深園は、薩摩藩・島津重豪と手を組み、寛永寺に現れ「大奥を家斉の墓場とする」と宣した。薩摩藩阿鷹狩りで将軍を護った衛悟は、立花家の婿入りが決定的になり、両家は加増となった。奥右筆に関係なくして、前例のない大奥での法要が実現。読経で訪れた覚蝉とお山衆は、将軍に牙を剥く。事前に情報を察知していた伊賀者は、将軍が襲いかかられる寸前にお山衆を攻撃。その後、定信邸から伊賀者は消え、親子の股間に決裂の太刀が。

  • オーウェン

    いよいよシリーズ終わりが近づいてきた10作目。 格下げを喰らった定信は執念とばかりに、今度は伊賀忍者を使い将軍家斉と治済両方の命を狙う。 そして両者の大奥で暗殺計画が上がり、そこに対し奥右筆はかつて伊賀忍を逆に取り込む。 覚蝉すらも慄く僧の掟だが、遂には退場する羽目に。 すべてが終わると、定信の周りには誰もいない状態に。 これでほんとに手を引くのかどうか。

  • 海猫

    シリーズも十巻の大台に乗ってなお続く。明らかに予定を越えて長期化していると思うが水増し的味の薄さは感じられず緊迫感は保たれたままで読ませる。主人公コンビの活躍はむしろ少なめではあるがそれでも面白いのはサブキャラや仇役達にも血肉が通っているからであろう。中盤の忍者の師弟対決も燃える。ますます絶好調な展開。次巻がすでに待ち遠しい。

  • 金吾

    陰謀が渦巻いています。相変わらず首謀者は安全な場所にいます。定信は目先に走りすぎたようにも思いました。またさもしい親戚をぶったぎる併右衛門には、スッとしました。

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