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銀座「四宝堂」文房具店 5 小学館文庫

上田健次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074512
ISBN 10 : 4094074511
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

既刊全巻・重版出来、待望の第5弾!

東京は銀座の片隅にある老舗文房具店「四宝堂」。常連客はもちろんのこと、外国からの旅行者も虜にする名店だ。そんな店を一人で切り盛りする宝田硯のもとには、今日も様々なお客が訪れて――。

優秀な兄たちと比較され続け息苦しい毎日をおくる少年に、従業員の些細なミスが気になりイライラが止まらない新米店長など。悩める人々の心が、店主の優しい言葉でじんわり解きほぐされていく。

「こんなお店が本当にあったなら」と願うファンの声が続々届く、大人気シリーズ第5弾。硯の父・天才画家の墨舟と早逝した母・里利の出会いのエピソードも収録!

【著者紹介】
上田健次 : 1969年生まれ。東京都出身。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿。21年、同作を加筆修正しデビューする。23年、『銀座「四宝堂」文房具店』で第十八回うさぎや大賞第一位、同年、三洋堂書店文庫アワード第二回「でら文芸」で第一位を獲得する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    シリーズ5作目まで出ました。5つの心が温かくなったりなつかしい話が収められています。いつもながら主人公のいる文具店での話ですが、飽きがこないし何かしら日常の生活などにおけるヒントなどを与えてくれます。特に「カード」という話は接客業に携わる人にとってはかなり参考になるのではないかという気がしました。また最後にはこの文具店の店主の過去と父親のかかわりが書かれています。ほろっとさせてくれます。

  • チーママ

    未知の文具に出会えたり、悩める人が前を向いて歩けるようになるまでを毎回楽しみに読んでいる四宝堂シリーズの第5弾。前の作品に登場した人たちが何人も登場したことも嬉しかったが、四宝堂が骨董市に出店したり、硯が商店会の会報誌の取材を受けるなど、いつもと違うシチュエーションの話があったことも新鮮に感じた。最終話はマルっと硯と良子の結婚話になるのかと思いきや、硯の父の墨舟の過去と現在が…。墨舟からのプレゼントと添えられた手紙には思わずホロリ。これは続きますね。楽しみに待ちたいと思います。

  • 本詠み人

    東京銀座の片隅にある老舗文房具店「四宝堂」シリーズ第5弾。「カード」に描かれていた、コレクト秘書カード「交際」は凄いなと感心した。記入欄の表面にある『氏名、職業、出身地、生年月日、出身校、住所、勤務先、最寄駅、メールアドレス、配偶者』、裏面には 『趣味、嗜好品(銘柄)、購読紙、購読誌、好きな作家等など』を書く情報を整理するカードなんだけど、欄があったら埋めたくなるし、もう1つの『補助6ミリ罫』には、その人からして貰った良いことを忘れないよう書くというのがまた素晴らしい。悪いこと書いて閻魔帳にしないのも秀逸

  • 真理そら

    ついに良子ちゃんの指にダイヤモンドの指輪が…。ただ結婚式の予定は未定で二人とものんびりしている。硯くんの父親登場。画家なので少年のような感性の父親、一方、硯くんは幼いころから大人びた子供だったんだね。留学生の「ものさし」、居酒屋の新米店長の「カード」、竹細工職人(の孫の)思い出の「ナイフ」、編集者(記者)の「サインペン」、硯クンの家族の「絵具」。すべてじんわり温かい物語だったが「ナイフ」は切ない話だった。次回はいよいよ結婚式でしょうか。

  • カブ

    大好きな銀座「四宝堂」のシリーズも5冊目となりました。どれも心がほっこり暖かくなるお話。特に「ナイフ」が良かった。登場する文房具にも魅了され、続きが楽しみです。

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