Product Details
ISBN 10 : 4622077124
Content Description
社会や時代に大きな動きが生じたとき、批判的懐疑のまなざしを向けることを忘れず、「権力という巨象にまとわりつく虻のようでありたい」。思想史家の立つ場所。
目次 : 1(批評の立ち位置について/ サイードの「財産目録」 ほか)/ 2(世界システムの変容と「地域研究」の再定義/ 「批判的地域主義」への定位/ 「民族責任」と対峙するために/ 金嬉老のまるはだかのおしり/ 印象的な「死に至る共同体」をめぐる考察)/ 3(トロポロジーと歴史学―ホワイト=ギンズブルグ論争を振り返る/ よくぞここまで―「歴史家と母たち」追想/ ずれを読み解く―ギンズブルグの方法について)/ 4(『野生のアノマリー』考/ 自信満々の未来派左翼/ 「絶対的民主主義」社会への展望―姜尚中との対話/ イタリアにおける「反転する実践」の系譜―アントニオ・ネグリ『戦略の工場』読解のための一資料)/ 5(「破船」後の歴史学の行方/ サイード版「晩年のスタイル」/ 失望と得心/ 総力的一致の大合作/ 全体主義をめぐる論争の「概念史」のこころみ/ 若い世代に語り継ぐ/ 「赤い出版人」ジャンジャコモ・フェルトリネッリの障害/ 待望のロドウィック著作集/ アガンベンへの現在望みうる最良の手引き/ 学問の危機からの脱出のための一指針)
【著者紹介】
上村忠男 : 1941年兵庫県尼崎市に生まれる。1968年、東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。思想史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
