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ISBN 10 : 478772312X
Content Description
モヘンジョダロ遺跡に代表されるインダス文明は、紀元前2600〜前1900年頃、インダス川流域の平野を中心に、周辺の平原部・高原地帯を含む広大なエリアで栄えた。印章、インダス文字、土偶、石製ビーズの装身具などに着目し、狭域・広域・超広域という三つの空間スケールでインダス文明を読み解く。
目次 : インダス文明が栄えた地域/ インダス文明の範囲/ インダス文明の編年/ インダス文明研究の歴史/ インダス文明の成り立ち/ インダス文明の都市/ 都市の生活空間/ インダス文明の食料生産/ インダス文明の食文化/ インダス文明のアイデンティティ(1)―印章/ インダス文明のアイデンティティ(2)―文字/ インダス文明のアイデンティティ(3)―土偶/ インダス文明の工芸品/ 社会を支えたもの(1)―墓と工芸品生産/ 社会を支えたもの(2)―物流と権力組織/ インダス文明社会の宗教/ インダス文明と周辺地域の交流/ インダス文明社会の衰退/ インダス文明社会の変遷/ インダス文明のその後
【著者紹介】
上杉彰紀 : 1971年、石川県生まれ。関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(文学)。総合地球環境学研究所プロジェクト研究員、金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授などを経て、2023年4月より鶴見大学文学部文化財学科准教授。関西大学在学中よりインドにある鉄器時代・古代の都市遺跡であるマヘート遺跡の発掘調査に参加し、その後、総合地球環境学研究所の「環境変化とインダス文明」プロジェクトの一環として、インドにあるファルマーナー遺跡、ギラーワル遺跡、カーンメール遺跡、ミタータル遺跡など、インダス文明時代の遺跡の発掘調査に携わった。現在では、インド、パキスタンでさまざまな研究プロジェクトに関わるほか、バハレーンでも考古学調査をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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