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アイドル・コード 託されるイメージを問う

上岡磨奈

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791776009
ISBN 10 : 4791776003
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

疑似恋愛、恋愛禁止、異性愛主義、ビジュアル、年齢…、かれらに絡まるさまざまなコードをていねいに解きほぐし、その文化を見つめ直す。すべての人に送る、現代アイドル文化の必携書。

目次 : はじめに 「アイドルらしさ」に向き合う/ 0 アイドルというメディア―虚像とリアルのはざま/ 1 疑似恋愛と「推す」ということ―恋人としてのアイドル/ 2 映されるセクシュアリティ―異性愛主義の中のアイドル/ 3 役割を越境する―男の子女の子としてのアイドル/ 4 容姿を商品とすること―可愛くてかっこいいアイドル/ 5 年齢を重ねるということ―アイドルとフレッシュさ/ Final Code 複数のコードを束ねるアイドルの行く末

【著者紹介】
上岡磨奈 : 1982年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は文化社会学、カルチュラルスタディーズ。俳優、アイドル、作詞家などを経て、アイドルとアイドルファンを対象とした研究を開始。現在はアイドルの生活や仕事、キャリアを対象とした調査、研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みじんこ

    「アイドル」という言葉から想起される「未熟」等の共通イメージが様々な人によって作られる総体としてのイメージであるという点は確かに。自分もアイドルをよく知らなくても勝手なイメージとして持っていたと思う。「「恋愛禁止」とは、正確には「異性愛禁止」なのである」との指摘はその通りで、無意識的に異性愛こそがマジョリティであるという考え方(様々な無意識的バイアスは本書でたびたび気づかされた)はあると思う。「わたしの一番かわいいところ」の誰かとの比較ではない誰もがハッピーになれる歌詞、なぜ流行ったのかが理解できた。

  • この人のアイドル論いくつか見てるんだけど、ずっとピンとこないでいる。多分、人がどうしてアイドルを好きになるのか?応援するのか?どういう欲望なのか?が薄いからかな

  • 辻井凌|つじー

    アイドルにまつわる固定観念をどんどん解体している。「語りやすいものほど複雑」というのはアイドルに限らずあらゆるジャンルに言える話だと思う。おすすめ。 くわしくは連載の書評にいろいろ書きました。 https://www4.targma.jp/tetsumaga/2024/01/08/post31462/

  • 虫食い侍

    新しい論点こそ提示されてはいないが、アイドルに関連する「コード」を一つずつ言語化することで、私の問題意識もかなりクリアになって良かった。

  • 入江・ろばーと

    普通に「ジャーゴン」という言葉が出てくる。社会学に明るい人ならともかく、一般読者には不親切な気が。「共通言語」とかじゃダメなの? あと、無理やり「問題化」している感も強い。

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