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走る原発「エコカー」 危ない水素社会

上岡直見

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861871252
ISBN 10 : 4861871255
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

燃料電池車、電気自動車、夢の水素社会―「エコ」の衣をかぶった原子力延命策を冷静に批判。

目次 : 第1章 燃料電池車・電気自動車と原子力の深い関係(「究極のエコカー」の正体は?/ 日本全体のエネルギーフロー ほか)/ 第2章 「夢の水素社会」は本当か?(水素利用の歴史/ 原子力と表裏一体の「水素社会」 ほか)/ 第3章 原子力延命策としての高温ガス炉(復活した高温ガス炉/ 高温ガス炉は「青い鳥」か ほか)/ 第4章 原発は地域に貢献していない(自動車こそ「国富」の流出/ エネルギー支出の減少が経済にはプラスになる ほか)

【著者紹介】
上岡直見 : 1953年東京都生まれ。1976年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977〜2000年化学プラントの設計・安全性審査に従事。現在、環境経済研究所(技術士事務所)代表、法政大学非常勤講師(環境政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    小出裕章先生は、京大退職の翌日松本に移住されたという(12頁)。私の地域でも講演会とか、菅谷市長らとの対談やパネルディスカッションをやってもらいたいと思う。合併10周年ではそんなイベントはやらないようだけど。松本市には優れた市長を選ぶ市民がいる(13頁上段)と指摘されている。エコカーも環境を汚染する(38頁〜)。ゴムタイヤで走る以上、タイヤ粉塵発生。粉塵はバナジウム、ニッケルの重金属と化合物のうち、石油精製でアスファルトに移行してくる分を考慮する。人間に摂取されることは避けられないようだ(38頁〜)。

  • V6_1800

    電気自動車がエコなんかでないのはわかりきってる話。オール電化住宅なんかにしても似たようなもんなんだけど、水素社会になれば解消されるという嘘を丁寧に解説した本。全ての車が水素または電気自動車になるとスタンドの数が圧倒的に不足するといったわかりやすい話から、簡単ではあるがプルサーマル計画が破綻したのにどうやって原発を稼動させられるのかという技術や環境の問題まで書かれている。勿体無いのは最後に安倍政権批判をいれたこと。指摘はまったくその通りなんだが、客観分析に基づく本が色眼鏡で見られる可能性が出てしまった。

  • Akio Kudo

    ★★★★★ 難しく読みづらいのが難点だが、水素社会がエコでも何でもないという事実は十分読む価値がある。水からは殆ど水素は作れないという指摘も重い。

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