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地震学をつくった男・大森房吉 幻の地震予知と関東大震災の真実

上山昭博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791770816
ISBN 10 : 4791770811
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界初の高感度地震計、震源地までの距離を測定する公式、そしてノーベル賞候補。近代地震学の発展のためにすべてをささげた偉大な科学者の名を、いま知るものはほとんどいない。1923年9月1日に何が起きたのか…。そして、彼の地震予知の大望はどのような結末をむかえたのか…。圧倒的な資料調査によって、日本科学史の闇に消えたひとりの男の足跡をあきらかにする。

目次 : 第1章 地震学の黎明/ 第2章 姿なき研究機関/ 第3章 東京大地震襲来論争/ 第4章 関東大震災/ 第5章 地震学の父の死/ 第6章 関東大震災の真実

【著者紹介】
上山明博 : 1955年10月8日岐阜県生まれ。小説家・ノンフィクション作家。日本文藝家協会正会員、日本科学史学会正会員。1999年特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年同委員会オブザーバーなどを務める一方、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    近代地震学の基礎を築いた大森房吉(東京帝大地震学教室主任教授)の評伝。ほとんど忘れ去られた男として取り上げられている。「いやいや知っとるぞ、大森の式も地震計も」と思ったが読み進んで了解。当時、彼はその方面に興味のある一部の人間だけではなく、”地震学の父”として広く大衆にも知られ尊敬を集めていたが、関東大震災時のある経緯から「予知できなかった無能な学者」となり、そして忘れ去られたと著者は憂う。彼は彼なりに地震の可能性を予測してたが、不確かな統計的推論によって世間の不安を煽るべきでないとの信念であった。 

  • 佐倉

    大森式震度計によって7段階の震度を制定し、初期微動とその時間から震源地との距離を導く方程式を見つけ…と現在も教科書に載るレベルの研究を進めていた大森房吉だが、1906年の今村明恒のコラムに端を発する震災論争で混乱を収めるために「いますぐ東京が潰れる大地震が起こるというのは根拠なき空説」と論じてしまい関東大震災直後に大森が亡くなったこともあってその評判を大きく落とすことになってしまった。しかし著者は大森の業績を洗い直す中、震災前に大森が相模湾沖を震源とする大地震の予測を行った論文を出していたことを発見する。

  • Koichi Yamashita

    記録小説、吉村昭著「関東大震災」を読んで大体の事は知ってかが、この本を読んだ事でより深く知る事が出来て良かった。 震災を予知した地震学者(助教授)がいた。その予知をした地震学者と姉弟関係にあった教授で日本での地震学の生みの親である大森房吉にスポットを当てた話しで、今日の地震予知がどのように始まったかが分かり勉強になった

  • takao

    ふむ

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