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大人のための近現代史 19世紀編

三谷博

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130230582
ISBN 10 : 4130230581
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東アジアの近代に何が起こり、どんな関係を築いてきたのか。第一線の歴史家たちによるわかりやすい叙述と、多彩なコメントから描く、日本とその隣国に住む人々のために著された、初めての東アジア近現代史。

【著者紹介】
三谷博 : 東京大学大学院総合文化研究家教授

並木頼寿 : 前東京大学大学院総合文化研究科教授

月脚達彦 : 東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 日の光と暁の藍

    幕末から日清戦争までを扱った歴史教科書。東アジアが対象となっており、日本、中国、朝鮮、ロシアを中心(イギリスやアメリカも少々)に国際関係の痒いところに手が届いた内容となっている。グレート・ゲーム真っ只中の英露の動きを意識しながら日本が朝鮮政策を決めようとしていたり、ロシアの動きを睨んで日清が手を組む可能性を模索しようとしたりしていたことがあったりと、今まで知らなかった様々な歴史の機微に触れることが出来た。多くの執筆者により本書は書かれているが、全体的に客観的な記述で読みやすかった。20世紀編が待ち遠しい!

  • まさにい

    幕末から日清戦争にかけての東アジアの歴史が詳細に書かれている。中国・朝鮮・日本の関係の理解に役に立った。共著であるからゆえの客観性が保たれていてとてもいい本だと思う。日清戦争により、日本が本当の国民国家(国民が日本人だと意識すること)になったことを知る。今、戦争に代替するものは、オリンピックなのかなぁ。とにかく、戦争が国民の意識を結びつけることは理解できるが、なんか悲しい。

  • 勝浩1958

    最近はとみに日本、中国、韓国、北朝鮮、そして東南アジア諸国の関係がとてもギクシャクしてきたように感じる。(正しく報道されているかどうかは不問に付すが。)このような状況にあって、自国の考えを主張することはとても大事であるのだが、それには、この東アジアが歩んできた歴史を学ぶことが必須であろう。「はしがき」にあるように『直ちに共通の歴史認識を得るのは無理としても、そういった賢明かつ上手な知的態度が、東アジアに生きる人々すべての、言わば「人間力」の一部として、求められる時代になっているのである。』至言であろう。

  • 葡萄

     知らない出来事がたくさんあり、非常におもしろかった。 大きな流れの中で、個人個人が精一杯生きているのが参考になる。西洋の文化が東洋の文化を凌駕して150年、次の150年が東洋の時代であることを感じさせる昨今である。

  • 舌噛

    日本史でも世界史における東アジアでもなく東アジアの19世紀に焦点を当てたユニークな本。琉球や樺太、台湾を巡る周辺国の思惑、欧州やロシアによるこの地域への影響とアヘン戦争や日本・朝鮮の鎖国、清の分割への関わりがはっきりみえるように説明されていてなぜ当時こんな事が起きたのかという各国の相互関係や当時の判断材料が手に取るように把握できた。太平洋戦争の周辺について描かれた歴史書は数多いがそれより少し前のものは意外となく個人的に満足。

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