Books

古代の食を再現する みえてきた食事と生活習慣病

三舟隆之

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642046619
ISBN 10 : 4642046615
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えみ

    10世紀に編纂された法典で古代の役人にとっての業務マニュアルでもある『延喜式』、そして「正倉院文書」等から古代食の復元とそこから見えてくる食文化、更には栄養価から推測される病気の関係性を調査や考察により明らかにしていく。この研究書を読むことで、普段何気なく食べている食事も、古代食と比較してみていくと新たな発見と健康志向を強く意識させられる。古代食の復元に四苦八苦している様子も研究結果を読んでいくと文章の合間に滲み出ていて面白い。とりわけ興味があったわけではなかったが、読んでみると不思議と興味が湧いてきた。

  • びっぐすとん

    図書館本。行政文書やマニュアルというのは当時の人の為のもので、彼らには当たり前のことは記述されないので、調理法や分量、名称の違いなど現代人にはわからないことも多い。奈良時代、米は炊くのではなく蒸していたことは知っていたが、今回の実験でただ蒸すだけでは条件を変えてみても生米に近い食感で食べにくいことや漬物や保存食の再現など文献から実験し化学データを取るのが興味深い。従来職業病と言われた写経生の疾病が偏食による糖尿病の症状ではないかという論も面白い。当時の食生活が現代の生活習慣病にも関わっているのか。

  • 紫草

    平城京跡から出土した土器や木簡、厨などの遺構、延喜式、正倉院文書などから、主に奈良時代の食についての研究。歴史学者だけでなく、栄養学とか調理科学とか、たくさんの分野の専門家の方が様々な方向から古代の人たちが食べていたものの復元を試みていてとてもおもしろかった。 食料の支給についての主な史料は正倉院文書なんだけど、あれは正倉院で写経してるお坊さんたちのものだから魚肉がないので、普通の人たちが食べてたものは少し違うだろうとか、出てきている史料で全体を類推できないかもとかも言われてみればそうか〜という感じ。

  • つまみ食い

    従来は史料にあらわれる写経生の足の病などは職業病や衛生環境とされてきたが、写経生の食事から糖尿病など生活習慣病ではないかという新たな解釈を示したり、古代の食をテーマにさまざまな論考があり面白い。

  • Mentyu

    奈良時代の料理再現、やっぱり気になりますね。読んでてお腹が空いてしまった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items