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ISBN 10 : 4879843512
Content Description
ヨーロッパの縮図と言われる国、ベルギー。ゲルマンとラテンの文化が拮抗するこの国で、芸術はそのアイデンティティーをいかに探ってきたか。言語圏の垣根を越えたアプローチが可能な「視覚」の芸術を媒介項に、分野を横断した論考群でベルギー文化の独自性に迫る。全言語圏を視野に入れてベルギーの芸術を論じ、人文学を中心とした新たな学術領域「ベルギー学」の構築を目指す。
目次 : 1 マーテルランクと絵画―『幼児虐殺』を通してフランドル性を“視る”/ 2 ベルギーにおける「現実的幻想」の系譜―文学と絵画における「ベルギー的」美学の源泉を求めて/ 3 1920年代末のポール・ヌジェとルネ・マグリットによるイメージ論―「孤立」をめぐって/ 4 インファンスの絵画―ミショーとドゥルーズ/ 5 アニメーションにおける幻想の系譜―ラウル・セルヴェの「抵抗」について/ 6 C’est si loinmais ici―アンドレ・デルヴォーの映画を聴く
【著者紹介】
三田順 : 北里大学一般教育部講師。専攻は比較文学(ベルギーにおける象徴主義文学、美術)。博士(学術、一橋大学)
岩本和子 : 神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専攻はフランス語圏文学・芸術文化論(ベルギーのフランス語文学、スタンダール研究)。博士(文学、神戸大学)
吹田映子 : 筑波大学グローバルコミュニケーション教育センター特任研究員。専攻は西洋美術史、美学
田母神顯二郎 : 明治大学文学部教授。専攻はフランス近現代詩およびフランス現代思想。博士(文学、パリ第8大学)
的場寿光 : 神戸大学非常勤講師。専攻はフランス文学(20世紀フランス文学研究)。博士(文学、神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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