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スタジオジブリの想像力 地平線とは何か

三浦雅士

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065241325
ISBN 10 : 4065241324
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

西洋ルネサンス絵画と日本アニメは視覚芸術における空前の事件である!なぜ宮崎駿の作中人物は空を飛び、火と接吻するのか?スタジオジブリを人類史のなかに位置づける、壮大にして野心的な試み。『熱風』の連載、待望の書籍化!

目次 : 第1章 絵より先にアニメがあった/ 第2章 なぜ宮崎アニメでは空を飛ぶのか/ 第3章 飛翔する力がジブリを創った/ 第4章 地平線という主人公―ギブソンと宮崎駿/ 第5章 恋愛の地平線―「天空の城ラピュタ」/ 第6章 地平線と火の接吻の物語―「ハウルの動く城」/ 第7章 内面空間としての地平線―「千と千尋の神隠し」/ 第8章 地平線の比較文学―フォード・黒澤・宮崎駿

【著者紹介】
三浦雅士 : 1946年生まれ。1970年代、「ユリイカ」「現代思想」編集長として活動。1980年代に評論家に転じ、文学、芸術を中心に執筆活動を展開。その間、舞踊への関心を深め、1990年代には「ダンスマガジン」編集長となり、94年からは別冊として思想誌「大航海」を創刊。2010年、紫綬褒章を受章。12年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞受賞)、『小説という植民地』(藤村記念歴程賞受賞)、『身体の零度』(読売文学賞受賞)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    スタジオジブリが制作したアニメには、すべての人間の五感に訴えかける表現力がある。それはなぜなのかと昔から考えていたが、本書を読んでかなりの部分が腑に落ちた。言語化できなかった感覚をことばにしてくださっている。評論としては決して易しい本ではないが、です・ます調がかなり印象を和らげている。ジブリファンはぜひご一読を。

  • 「地平線」というモチーフに注目して宮崎駿の(そして高畑勲の)作品の持つ拡がりについて論じた一冊。ゴンブリッチを引きながら、(「動きを思わせる自然的再現」であるギリシア美術を規範とした)ルネサンスの美術の本質をアニメーションに接続した第一章から、著者の論述はまさしく自由闊達。 任意の点から世界を眺めることができる遠近法の発明は、人間の自由な飛翔を結果として導き出す。飛翔とは想像力のことであり、それを説明する著者の文章自体が想像力の赴くままに飛翔していくかの様であるところが面白い。

  • aki

    スタジオジブリを地平線というテーマからとことん語った作品。 地平線とジブリの組み合わせでこれだけのことを連想し考えることに驚く。 自分のジブリ鑑賞とは全く異なるレベルの鑑賞をしていて、とても面白く読んだ。

  • takao

    ふむ

  • skr-shower

    ジブリ、あまり好きではないのになぜ借りた…読みやすい論評ではない。

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