Books

まなざしのレッスン 1

三浦篤

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130830300
ISBN 10 : 4130830309
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
三浦篤 ,  

Content Description

西洋絵画をもっと深く理解したい人のための画期的なテキスト。異なる文化から生まれた西洋絵画を見るコツを伝授。読めば美術館に行くのが楽しくなる、待望の1冊。図版多数。

【著者紹介】
三浦篤 : 1957年島根県生まれ。1981年東京大学教養学部卒業。1981‐90年東京大学大学院、パリ第4大学美術考古学研究所にて、西洋美術史を学ぶ。1997年パリ第4大学文学博士号取得。現在東京大学大学院総合文化研究科助教授(超域文化科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
東京大学教養学部の総合科目「美術論」で行...

投稿日:2021/04/19 (月)

東京大学教養学部の総合科目「美術論」で行った講義をもとに書き下ろされた本とのことで、まるで本当に講義を聞いているような気にさせてくれます。こういう講義を生で聞いてみたいです。掲載されている図版が白黒なのが残念ですが、内容はおすすめです。

タラ さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 「見るという行為は学ぶものであり、まなざしは『すでに』教育されている」「『無垢なまなざし』が存在しえない以上、中途半端であるよりは、もっとしっかりした装備を行った方が実り多い」。絵画であれなんであれ表現に触れる際に重要なことはこの文章に尽きると思いました。通史ではなくて、ジャンルやモチーフを切り口にして絵画について語っているのでわかりやすいです。何よりも著者の、作品について語る文章がとても巧みで素晴らしい(実際に取り上げられている作品が見たくなります)。初めて西洋絵画について学ぶ人に最適な一冊です。

  • ラウリスタ〜

    2の方を先に読んだ。この本のいいところは12回(ほぼ大学の一学期分)のそれぞれの末尾に参考図書が紹介されていること、深掘りしたいテーマを見つけたら、そこから読んでいけばいい(ただし美術史系は絶版も多いんだね)。神話、宗教画、つまりは広く歴史画について見た後で、付随的ジャンル(肖像画、風景画、風俗画、静物画)に触れていく、という18世紀までの美術史の流れが大雑把にわかる。付随的ジャンルは、歴史画から分離してできていく(歴史画に見せかけて、注文主の肖像画だったり、風景に気を取られていたり)。

  • gecko

    絵画を見る面白さと、イメージを読み解くための「知」の技法を伝える名著。14、15世紀から19世紀初め頃までの西洋絵画を「主題」別にとり上げ、その見方、考え方の基本を解説する。伝統的に「高貴なジャンル」とされてきた神話画、宗教画、寓意画に始まり、「付随的なジャンル」であった肖像画、風景画、静物画へと続く。作者の異なる6点の《受胎告知》を比較する導入から面白く、西洋文明の根幹にギリシア・ローマ神話と旧約、新約の聖書があることがよくわかった。東京大学教養学部での大学1年生向けの「美術論」の講義をもとにしたもの。

  • isao_key

    14世紀頃から19世紀初めの西洋絵画についての見方、学び方を初歩から教えてくれる。東大の総合科目である美術論の講義を元に書き下ろした教科書。初めて西洋絵画を目にする大学1年生に絵を見る面白さを伝えたいと思って書かれただけあって、説明が実に細かく行き届いている。今まで漫然と眺めていた絵の各部分や人物、構図、テーマ、配置などについて知ることで見方を変えてくれる親切なガイドブックである。西洋文化の礎となったのは古典古代の文化とキリスト教である。その中で絵画は特にギリシア神話と聖書が大きなモチーフとなっている。

  • 大人になって実物を見たことのある絵画も増えてきたり、聖書の話に興味を持ったりする中で再読してみた。「解読」の仕方がよくわかって面白い。描かれたものに作為の無いものはないのだなと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items