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誰がこの町をつくったか

三浦展

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784880594453
ISBN 10 : 4880594458
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

驚き! 東京は町づくりの無数の夢の記憶に満ちていた!

──法政大学名誉教授・陣内秀信(建築史)


本書は私がこれまで調べて書いてきた住宅地・商業地についてまとめた一冊である。東京の主要な住宅地をカバーしたほか、ちょっと気になる街や、この街にそんな歴史が‥‥という事例を収めたので、本書を片手に町を歩けば、かなりの東京通になれるはずだ。(三浦展)
歌舞伎町/綱島/日野・豊田/善福寺/和田堀・永福町/洗足池/多摩川・上野毛・等々力/石神井公園/大泉学園/成城学園/東久留米・学園町/成蹊学園/国立/豊島園・城南田園住宅/大山・西原・上原/常盤台/桜新町/赤羽/上北沢/東中野/奥沢・洗足/田園調布/椎名町/井の頭/川口

【著者紹介】
三浦展 : 1958年生まれ。一橋大学社会学部卒。82年株式会社パルコ入社、『月刊アクロス』編集室勤務、86年編集長。87年、同誌連載をまとめ「第四山の手論」を軸とした『東京の侵略』がベストセラーに。90年より、三菱総合研究所に勤務。99年、カルチャースタディーズ研究所設立。消費社会、都市・郊外、家族、階層などを複合した研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • お抹茶

    主に東京の高級住宅地の成り立ちと現在の様子を記す。歌舞伎町は当初東京で最も健全な家庭センターとして計画されたが,オイルショックで健全な娯楽だけでは商売できなくなったことで猥雑な街に変貌。緑が豊かで水辺があり静かな風致地区は住民地としても最高で,善福寺,和田堀,石神井,洗足などがある。明治以降,衛生・健康思想の普及は東京の東西格差を生んだか。1941年の同潤会解体〜1955年の住宅公団設立までの間に民間不動産業者が多様なデザインの住宅を建てたことにも焦点を当てる。有名な電鉄主体の都市開発以外も多く紹介。

  • Cophie

    気になるところをつまみ読み。土地開発と言えば大手ディベロッパーか鉄道会社のイメージだったけど、成城学園が学校や朝日新聞社中心に開発された話は興味深かった。あとは国立の歴史。東京商科大学が移転してきた昭和30年代にはお店が少なく、戦後1952年文教地区になってから白十字やロージナは開店したそう。昭和の住宅王、大島芳春さんのバイタリティと行動力はすごい。ドラマ化できそう。

  • Go Extreme

    歴史と都市計画: 風致地区 田園都市 成城学園 住宅博覧会 都市計画 文化と娯楽: 歌舞伎町タワー コマ劇場 昭和の横丁 建築と環境: 永山祐子 咀水の概念 緑化政策 景観保護 地域社会と教育: 郊外住宅地 キリスト教団体 教育機関 住民共同体 コミュニティ形成 環境と持続可能性: 生物多様性 自然保護 公園整備 環境教育 経済と開発: 土地の分譲 住宅地の価値 デベロッパー 商業施設 交通とアクセス: 鉄道整備 交通利便性 インフラ整備 近代と戦後復興: 鈴木嘉兵衛 焼け跡再建 民間主導の都市計画

  • Teo

    東京の名だたる町、主に住宅地(冒頭は歌舞伎町だけど)がどの様な成り立ちで出来たかと言う本。風致地区(読みを間違って覚えてた(苦笑))についてはそう言うエリアがあるなとは思っていたが、そんな感じで出来たのだなと知った。どの町もそうだが販売された当初は金持ちに広い土地として売ったのにどんどん分割されて普通の住宅地の様になってしまっている。石神井公園に最近行ったが、売地になってる区画もあるし、三宝池に近い大きな屋敷は取り壊されてグループホームが出来るらしい。

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