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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理 1 角川ホラー文庫

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041147245
ISBN 10 : 4041147247
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

瀬戸内にある波鳥町。その町にある、かつて亡者道と呼ばれた海沿いの道では、日の暮れかけた逢魔が時に、ふらふらと歩く亡者が目撃されたという。かつて体験した「亡者」についての忌まわしい出来事について話すため、大学生の瞳星愛は、刀城言耶という作家が講師を務める「怪異民俗学研究室」、通称「怪民研」を訪ねた。言耶は不在で、留守を任されている天弓馬人という若い作家にその話をすることに。こんな研究室に在籍していながらとても怖がりな馬人は、怪異譚を怪異譚のまま放置できず、現実的ないくつもの解釈を提示する(「第一話 歩く亡者」)。首無し女、座敷婆、狐鬼――怪民研に持ち込まれる数々の不思議な話の真相に、名探偵の助手たちが迫る! ホラー×ミステリの名手による戦慄の新シリーズ始動!

【著者紹介】
三津田信三 : 奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sin

    再読、読書メーターの献本でいただいたサイン本です。さて、以前の感想で「怪談もミステリーも中途半端に感じてしまうのは短編に無理やり押し込めたせいではないだろうか?」との解釈をしたが、先頃読んだ同シリーズの長編『寿ぐ嫁首』は、さらに怪異の消化不良と謎解きの穿った解釈の押し付けを感じたので、作者の真骨頂とされる怪談とミステリーの融合ではあるが、怪異をなし崩しにするような謎解きを採り入れたスタンスが作品としてのバランスを悪くしているのかも知れない。後に優秀な拝み屋になる瞳星愛も活かしきれてない様にも思えて残念だ。

  • one_shot

    読メ献本プレゼント。タイトルは亡者と書いて「ぼうもん」と読む。刀城言揶(とうじょうげんや)は変格推理小説家であると同時に瞳星愛(とうしょうあい)の通う無明大学の非常勤講師であり、全国で怪異譚収集する素人民俗学者でもある。彼の「怪異民俗学研究室」には留守番の小説家志望・天弓馬人(てんきゅううまひと)が、先生から収集した怪談が届くのを待っている。なぜか先生からの手紙は毎回愛に託され、怪談が大嫌いな天弓はその怪談が描かれた手紙から、得意の推理で合理的な解釈を得る。あらすじを書いて終わってしまったではないか!

  • ダケちゃん

    三津田先生の怪民研シリーズ、文庫版で再読。 読書メーターさんのキャンペーンでなんと三津田先生のサイン入り版が当たった✨ ほんとに当たったこととそれがホラーの神のサインなことに感動✨ 作品自体は個人的に忙しいのと再読なのとで読むのに時間が掛かってしまったけど改めてホラー描写と謎解き描写のバランス、登場人物の掛け合いなんかが三津田先生の作品って感じで読みやすい。他のシリーズともリンクするので三津田作品の入門書としてもおすすめできる作品。 続編も刊行されたので読みたいところだけど、今回は文庫化まで我慢!

  • 二分五厘

    無明大学図書館棟地階に存在する、刀城言耶特別講師の『怪異民俗学研究室』「……あそこ、出るらしいよ」通い詰める一回生・瞳星愛(とうしょうあい)。それは言耶の助手・天弓馬人に怪談を語り聞かせ、記録を取らせるため。それは自身の体験だったり、言耶からの手紙だったり。ところがこの天弓、怖がりなもんで、怪談に合理的な解釈をつけまくる。そしてそこは師匠譲りで……。亡者道ですれ違ったのは死者なのか。黄昏時の首無女。腹を裂かれた子供と縮む家。密室の座敷婆。木を上ってくる死体。最後あたり刀城先生面白がってからかってるような。

  • にゃるび

    刀城言耶シリーズのスピンオフ的な作品。瞳星愛が言耶の持ち込んだ語りに助手の天弓馬人が合理的な解釈を加えて行く構成。後日談で恐怖も加えていくところは流石だと思った。三津田信三ファンにとっては知っている場所がちょこちょこ出てくるので嬉しい。ラストの2人の正体がまさかあのシリーズにつながるとは…!個人的なお気に入りは『腹裂く孤鬼と縮む蟇家』

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