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密室の如き籠るもの 講談社文庫

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062771528
ISBN 10 : 4062771527
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan

Content Description

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。だが、そこは当主・岩男の前妻たちが死んだ場所だった。刀城言耶が訪れた日も“狐狗狸さん”が行われるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。表題作他、全四編を収録した“刀城言耶”シリーズ第一短編集。

【著者紹介】
三津田信三 : 編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス、後『忌館』と改題、講談社文庫)で作家デビュー。2010年『水魑の如き沈むもの』(原書房)で第10回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobby

    刀城言耶シリーズ5作目は中短編集。「首切ー」「迷家(まよいが)ー」「隙魔(すきま)ー」の3短編は怪異を語った所へスっと登場する言耶がアッサリ解明してしまうのが少しあっけない。その中では「首切ー」の真相に斬新かつ想像してゾッとした!ひたひた…ぴちゃ、ぴちゃ…ざっ、ざくっ…ひらがな擬音は健在(笑)表題作中編「密室(ひめむろ)ー」は『告理』からの『狐狗狸(こっくり)さん』というテーマから一気に惹き込まれる。ただ、展開も怪奇な雰囲気も案外こじんまりで残念…作品の特徴を崩してしまう大ボリュームな密室講義も勿体ない…

  • 紅はこべ

    表題作は長編と言って差し支えなし。『三つの棺』の密室講義、意外な犯人の正体はクイーンの某名作を連想させ、探偵は多重解決を示し、関係者のためにあえて真実でない方の真相を選択するというのは、クリスティの某名作を…ところで裏の雑木林には何があるの?子供に近づくなというのは、近づけと言ってるようなもの。刀城言哉はイケズだ。「隙魔」が最もミステリっぽく、「迷家」がお話として一番面白かった。「首切」は元々の連続殺人の動機がはっきりしないのが恐ろしかった。

  • 勇波

    刀城言耶シリーズ中短編集です。。短編集であっても二転三転しながら見事に着地するいつもの展開はさすが。あと割り切れない怪異が残ったままのところも。。ここに来て祖父江偲さんの関西弁に癒されます。いつの間にか際立ったキャラになってる。最後の刀城から巌君への手紙で、何かあったら祖父江偲へ連絡を取るようにと伝えるも、「色々訊かれると思うけど、『無視』しましょう。」って。物語が台無しになるくらいウケました★

  • ヒロユキ

    あくまで刀城言耶シリーズは推理小説的ガジェットや土俗的なホラーや蘊蓄が詰まりに詰まった長編向きだなとは思いつつ、短編は短編なりのよさを感じました。各話ごとにバカミスらしいトリックや短編らしい構成、肝を冷やすような怪談とスッキリしていて読みやすいのはこちらかなと。「首切」「迷家」「隙魔」「密室」とどれも面白くて甲乙つけがたいくらい好き。

  • コス

    読むのは初の作者(^.^) 表紙のインパクトで買いました(^〇^) ホラー要素もありますが、最後は合理的解釈で終わらせる所が良いです(*^^*) この作品は短編集ですが、刀城シリーズは長編が基本みたいですね\(^^)/ 今作に関してはトリックが少々強引な気がしましたが、話は結構思いのに刀城言耶の性格がそれを調和しているみたいで良かったと思います♪

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