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妖怪怪談

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334107611
ISBN 10 : 4334107613
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

座敷童、河童、雪女、鬼、神隠し――誰もが知る伝承にまつわる五つの怪異譚。
それは、常識を遥かに超えた、おぞましい現実だった。一度でもそれに関わってしまったが最後、決して逃れることはできない。
本書で語られる体験談は、あなたを民俗伝承の底知れぬ闇へと引きずり込む。
知ってはいけない、見てはいけない。だが、もう読む前のあなたには戻れない――。

伝承は警告する。決して深入りしてはならない領域があると。

【著者紹介】
三津田信三 : 奈良県出身。2001年、『ホラー作家の棲む家』でデビュー。’10年、『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    三津田 信三は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、有名な妖怪をテーマにした怪異譚連作短編集でした。しかし雪女が、子供を10人も産むのは、未だに謎です。 雪女は、S●X依存症なのでしょうか❓ https://books.kobunsha.com/book/b10146823.html

  • yukaring

    “それ”に関わってしまった人間はもう戻れない。怪異は必ずあなたを連れ去りに来る、どれだけ時が流れようとも…。久しぶりにシンプルにゾクゾクさせられる怪異譚。ミステリ要素がない分、純粋な怪談としての恐怖を満喫できる。いつの間にかひとり増えている不思議「座敷童」田舎の河原での不穏な出来事「河童」出会ったことを口外してしまったら最後「雪女」蓑を着て笠をかぶり海から上がってくる「鬼」そして神隠し―有名な民俗伝承の存在と遭遇してしまった人々のおぞましく理不尽な体験談。そして彼らが迎える結末とは…。読み応え充分な1冊。

  • sin

    妖怪と云う存在が具象化され、TVなどで扱われるその様になんだか怖さを感じなくなって久しいのだが、人知の及ばぬモノはやはり恐ろしいと認識を新たにした。常の作品であれば怪異が起こった後の検証なり、何らかの答えが用意されているのが作者の作品の傾向であるように思っていたのだが、ここでは先ず取り上げる妖怪についての考証がなされ、それに類するであろう体験談へとバトンタッチされる。座敷童、河童、雪女、鬼…それぞれ既知の存在だったはずの妖怪が体験談の果てに未知に戻り、新たに恐怖へと昇華される。まさに『妖怪怪談』であった。

  • ポチ

    妖怪の民俗学的な考察から始まり、体験談へと進み…。もしかしたらと思わせる怪談らしいゾワゾワ感がいい。神隠しは今でもあるのだろうか。

  • いちろく

    座敷童、河童、雪女、鬼、そして神隠し。解説や考察の導入から体験談の様な内容へと読者を誘う5篇。詳細は控えるけれど、神隠しの章に入り直ぐに気がつく「アレ?」と思う内容に関してどう受け止めるか? でも印象が変わりそう。各話のテイストが読者への語りの印象も受けた分、読者に委ねる要素を残しつつ閉じていた雰囲気が好きだったので、私は神隠しは要らなかったかな……と。座敷わらしがモチーフの「なぜかいるもの」が好みの内容でした。

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