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ハーモニー 4 カドカワコミックスaエース

三巷文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041086667
ISBN 10 : 4041086663
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミァハの手がかりを追ってチェチェンにやってきたトァン。示された座標をたよりに、ついにその場所へとたどり着く……。三巷文による漫画版「ハーモニー」、完結

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Book Meter Reviews

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  • ぐうぐう

    「かつて人類には怒りが喜びが哀しみが必要だった かつて人類にはわたしがわたしであるという思い込みが必要だった 人間は絶えず「自然」を抑えこんできた 都市を築き社会を築きシステムを築いた身体を数値に置き換えた 「わたし」というものはノイズにすぎない ならば対立や逡巡 苦悩を生む厄介な機能を治癒してはならない理由はどこにあるのだろう 魂を擁護する言葉はどこにあるのだろう」読み終えて思うのは、もっと伊藤計劃の小説を読みたいという切実な、けれど叶わない願いだ。

  • ふりや

    「さよなら、わたし。さよなら、たましい。もう二度と会うことはないでしょう」世界中が暴動で混乱する中、トァンは遂にミァハと対峙する。間に挟み込まれる回想シーンが悲しく切ない。個人的にこの作品は『一九八四年』と並ぶ「SF史に残る最高のバッドエンド」だと思っているのですが、そう言ってしまうには最後の情景はあまりにも美しい。4巻通して読んでみた感じは、あくまでも原作に忠実に、かつ原作のイメージを補完するような作品で、コミカライズとしては非常にクオリティが高いと思います。そして、また原作を読みたくなりました。

  • ゆう

    人間の意識は、種全体としてひとつの閉じた系へと収束した。実質的に人類滅亡エンドだろう。意識とは、脳の高性能化によって生まれた無用な副産物だろうか。それが脳の作り出す壮大な虚構、ひとつの錯覚に過ぎなかったとしても、その錯覚自体に何らかの役割が負わされていると考えるのが理に適っているように思うが、それは幸福な時代に生きる者の感想に過ぎないのだろうか。本作は「大災禍」のトラウマ深く、人間の情動に対する信頼の極端に薄い世界を描く。

  • ただの猫好き

    おすすめ度6。お疲れさまでした。読んだ後、独特の虚無感、虚脱感に陥る作品でした。漫画としては上出来なんですが、多分原作読んだら、虐殺器官の時に感じた自殺衝動を感じそう。

  • 本の蟲

    コーカサスの山中でミァハと再会するトァン。ハーモニープログラムで人類に真の調和を求めるミァハ。成熟した社会において意識がなくとも生存には全く問題がない。人は買い物に行き、仕事に出かけ、食事をする。迷いも決断も選択もなく、自明の反応として生活していく。外見上には全く変化はない。ただそこに「わたし」がいないだけ。社会的な動物を目指した人類の終着点。その瀬戸際でトァンの「意識」が最後に下した決断とは? ユートピアの行きつく先を描いた傑作SF小説のコミカライズ。これにて完結。最終話は鳥肌が立つほど綺麗

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