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久遠の禁域 神奈備物語 1 角川文庫

三川みり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041161005
ISBN 10 : 4041161002
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神が住まうという禁域・神奈備(かむなび)。
広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。
十十木(ととき)という少女を除いては。
彼女はかつて神奈備に迷い込み、
豊富な知識を持って戻ってきた。
そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、知識を生かして暮らしている。

そんな中、彼女は上品な青年・六路(ろくろ)から神奈備の案内を頼まれる。
実は彼は国主の息子で、父親からある密命を受けていて‥‥。
心震える和風ファンタジー!

【著者紹介】
三川みり : 9月28日生まれ。第7回角川ビーンズ小説大賞〈審査員特別賞〉を受賞し、『シュガーアップル・フェアリーテイル銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nyah

    神が住まうという禁域・神奈備。広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はただ一人、十十木のみ。彼女は幼少期に神奈備に迷い込み、神奈備の豊富な知識を持って戻ったが、自己に関する知識が欠落していた。その知識で貴重な薬草を採取たり、迷子を探して弟を育てていた。ある時、六路から神奈備の案内を頼まれる。神奈備にある秘密を入手するよう国主である父親から命を受けたと。四人で神奈備に入ると、古に、追われて神奈備に逃げ込んだ櫛姫が作った隠れ里に辿り着くが‥。理想郷には裏がある。和風ファンタジー。

  • よっち

    神が住まうという禁域・神奈備。広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいないと言われる禁城を巡る和風ファンタジー。かつて神奈備に迷い込みながらも豊富な知識を持って唯一人戻ってきた少女・十十木。そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、弟の千千木を気にかけながら知識を生かして暮らしていた彼女が、国主の息子で父親からある密命を受けた六路から神奈備の案内を頼まれる展開で、そこから明らかにされていく禁城の樹海に隠された驚愕の秘密があって、過去の因縁に決着をつけて繋がったその結末はなかなか良かったです。

  • 冬野

    作者さん二作目。三川みりさんの和風ファンタジーが大好きなのでこの作品も楽しめた。踏み入れたら帰ってくる者がない樹海から唯一帰還した十十木。育ちも考え方も正反対な六路と反駁し合いながら神奈備の謎、ひいては十十木自身の謎に迫る物語は臨場感があり手に汗握った。音や温度、風の匂いまでも伝わってくる文章にうっとり。とある人物の豹変には驚かされた。単巻で綺麗に完結しているので作者さん入門にも良さそう。練られた世界観なのでスピンオフなどが出たら嬉しいな。十十木と六路が全く甘い空気にならないのも好みだった。星:5/5

  • 純子

    神奈備(かむなび)と呼ばれる樹海は、神のいます場所。全ての魂が戻る場所とされ、人を寄せつけない。が、ときどき、そこへ迷い込んでしまう者がいる。十十木(ととき)という少女もそのひとり。普通は戻ってこられないのだが、十十木は帰ってきた。数年で命を落とすと言われる病を得ている。幼い弟を思うと、不老不死に繋がるらしい神奈備に再び足を踏み入れることに。同じく不老不死目当てに旅をする者と一緒に。残酷で悲しい真実が待っているとも知らず。自分の意思を持ち、生き抜く姿がかっこよかった。

  • まぁ

    神話的でした。幼い頃に禁域から生還した十十木さんが国主の息子である六路さんととともに再び神がいると言われる地へ、不老不死を探して踏み込むわけですが、すべて丸く収まりハッピーエンドではないところが個人的に良かった。どうもこうもないのかもしれないけど、自分で決めて自分でやって、後悔もあるけど、生きているんだから、最期に良かったと思えれば幸いですよね。

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