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娘が母を殺すには?

三宅香帆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911149010
ISBN 10 : 4911149019
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    物騒なタイトルですが、内容は頷く点も多くとても面白い。短くあらゆる視点から描かれています。そこで紹介されている小説やコミックスは、縁がなく読んでいないものばかりでしたが、わかりやすくまとめられているので、未読でもないようには影響はありません。数年前から毒親という表現が使われはじめました、そこから始まった呪縛からの開放。この著書に至るまでに作家たちが様々な手法を試みている。そして、声を出して言えるようになったことは大きい。文学の力も感じます。

  • ばんだねいっぺい

    作品をひとつひとつ取り上げながら、決して焦ることなく、階段を登るように、論を検証する姿勢に好感を持った。テーマは、「母殺し」なのだが、なぜ、ボーイズラブなのかなど、いろいろと知見を得た気がする。答えらしきものは、見えたとは思うが、難しいことは、難しい。

  • イシカミハサミ

    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で 一躍時の人になった三宅香帆さんの1冊。 なぜ働いていると――とほぼ同じフォーマット。 過去の作品から解決策を紐解いていく。 結論が少し弱めなところもよく似ている(※1)。 こちらの方が三宅さんらしさ全開で好きな1冊。 フィクションの要点を一般化して言語化する能力が高すぎる。 漫画作品の実写化は三宅さんが噛んでくれたら いい作品になりそう。

  • ぐっち

    以前から少女漫画などで、母とうまくいかない娘の話が気になっていたので、「母という呪縛、娘という牢獄」とセットで読んでみた。母と同じコミュニティの中で暮らすには、母の規範に従うのも悪くない。ただ、今のように社会がどんどん変わっていたり、母の規範と娘の希望が食い違ったときにどうするのか。少女漫画や女性作家の文学作品をモチーフに三宅さんらしい論理が展開される。「父殺し」に対して「母殺し」というワードにしたようだが、母から距離をとるには、ぐらいのほうがしっくりくるように思う。

  • 読書は人生を明るく照らす灯り

    男性には理解し難い部分があるが、今の時代では知っておかないといけない事実。逆も然り、男児は父を超え、女児は母親と共存する。どちらの生き方が、今からの日本に適応するのか??

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