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移民リスク 新潮新書

三好範英

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106110771
ISBN 10 : 4106110776
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クルド人=政治難民というイメージ、メディアによる入管行政への批判、移民先進国ドイツの先例――人口減や人道的配慮など移民を受け入れるべき理由はあるものの、このまま押し進めて本当にいいのか? 欧州事情に通じたジャーナリストが、クルド人問題に揺れる埼玉・川口、彼らの故郷トルコ、移民流入に悩むドイツ、「入管の闇」問題をめぐって現地徹底取材。国家の基盤を揺るがす「日本的ゆるさ」に警鐘を鳴らす。

【著者紹介】
三好範英 : 1959(昭和34)年、東京都生まれ。ジャーナリスト。東京大学教養学部卒。読売新聞社でバンコク、プノンペン、ベルリン特派員。2022年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    国際化や多文化共生が不可逆的かつ望ましい状態として安直に語られる、現在の日本へ一石を投じる一冊。川口·蕨市のクルド人問題の真相、入管の闇という偏向報道、移民規制に舵を切ったドイツの現状がレポートされ、正しい議論のための情報となりそうです。「おもてなし」も行きすぎると「おひとよし」。日本の安全保障の大切さを再認識できました。

  • パトラッシュ

    反移民運動を基盤にした欧米での極右伸長は、民主主義と多文化主義は両立し得ないと証明した。少なくとも移民側が自分の習慣と宗教を捨て、溶け込もうとしない限りは。しかし最近の移民は集団で押しかけ、他国の中に新しい母国を作ったかのようにやりたい放題に振る舞う有様は、川口や蕨のように現地住民と衝突したがっているのか。民主国家日本を守りたければ「ごく少数なら黒い肌や茶色い肌、白い肌の日本人もいていい」と現実主義を明言すべき時だ。きれいごとの理想を唱えた果てに分断と混乱と差別に苦しむ海外の現状は、もはや他人事ではない。

  • ころこ

    川口市のクルド人問題を手がかりに、日本で外国人とどの様に共生するかを論じている。この問題に対してオールドメディアが結論ありきなため、本書のような仕事は非常に意義がある。著者は読売新聞の記者だったため、この結論ありきは組織的にどうにもならないのだろう。排外主義と無条件の共生は極端なイデオロギー対立になりかけているが、共生推進派はまさか自分家の隣で起きていたら、そのままで良いとは言わないだろう。他方で日本では現業職の労働者が不足している。少子化と共に日本人は働かなくなった。それを外国人労働者が穴埋めしているの

  • Miyoshi Hirotaka

    限界状況の発生時でも留まるのが国民、逃げるのが外国人。正式旅券で国籍国を出国し、島国の我国に入国する者が難民である確率は低いし、国家に外国人を保護する義務はない。アイデンティティの議論や法制度の整備がないまま理想論が先行し、国民の減少と労働力不足が混同され、事実上の移民が発生し、事態が深刻化。ごね得や詐称ノウハウにより不法滞在が常態化し、帰化と永住の基準や二重国籍の緩さにより福祉や政治が悪用され、国民に損害を強いている。不法滞在のメカニズムを是正し、流入数と在留数を制限し、国内での異文化衝突を回避すべき。

  • MioCastello

    私の住む街は川口市と蕨市に隣接している。だからクルド人問題は他人事ではない。そしてクルド人との共生の道があるかを自分の目で確かめたくて、彼らの春節の祭りネウロズを見物してきた。PKKの旗が堂々と掲げられていた点は気になったが、民族衣装で着飾ったクルド人が輪になって踊る祭りは総じて平和的な雰囲気であった。彼らが子沢山なのも良く分かった。そしてクルドの子供たちは何の罪もないだろう。しかし親の多くは不法滞在者だ。入管法、都市計画法、技能実習制度。問題なのはこの状態を産み出している日本の制度上の欠陥であろう。

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