NHK 人形劇 三国志 全集 4は第13回から第16回まで収録。許田の巻狩りから袁術の死、玄徳軍の大敗北による三兄弟離散から関羽の降伏、そして玄徳への千里行の始まりまで。カバー写真は袁紹。人形劇三国志一の小物ぶりを遺憾なく発揮し、関羽そして曹操の大物ぶりを引き立てる。

人形劇 三国志 全集 3は第9回“連環の計”から第12回“野望空し猛将呂布”と“ことわざ三国志第1回”を収録。最初から最後まで呂布一色の巻（カバー写真も呂布奉先）。呂布そして貂蝉の最後は、前半のハイライトのひとつ。

2002年発売のNHK 人形劇 三国志 全17巻のうち第2巻、第5回から第8回を収録。カバーは董卓。なお、2019年に全5巻で再発されているようだが、（そちらは未所持のため詳細不明）タイトルがまぎらわしいので注意が必要です。全集 2の見どころは、董卓軍の大将・華雄を関羽が討つ場面。熱燗を呑んでから行けという曹操に対して、酒が熱いうちに華雄を討つと答える関羽。関羽が華雄を討ち首を持って戻ったとき、酒はまだ暖かかった。

1982年からNHKで放送された人形劇三国志。私にとっては、三国志を題材とした数多の小説、マンガ、ドラマ、映画などの評価基準となっているほどの作品である。人形劇という大きな制約のある中で、ここまで感情を表現できるのは、脚本、演出、声、人形操演、全てが揃っているからに他ならない。全集 1は、桃園の誓いから黄巾の乱まで全4回178分収録。

人形の味わいがなんとも云えず好きな作品です。衣裳や小道具、照明、ﾓﾛﾓﾛ細かなお仕事がされてます。三国志を初めて知ったきっかけで小学四年の時、児童向けの本にも挑戦しましたが、物語は、やはり難解でしたね。今でも理解出来るやら？