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読書術(仮)河出新書

三中信宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309631479
ISBN 10 : 4309631479
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

読書とはつねに“部分”から“全体”への推論だ―仕事や勉強のため必要に迫られて読書するときでも、いったん本に没入すれば私たちはまちがいなく“狩猟者”の眼差しになり、言葉や文章を“狩って”いる―。本の中で出会う知識や情報の断片を、どのように捕らえ、体系化できるのか?「読書効率主義」とは正反対のベクトルを志向する進化生物学者が本の山の奥へと分け入り、読書経験を通しものごとを考えぬく知力を養う術を伝える。

目次 : 第1章 知のノードとネットワーク―読書は探検だ(手にする動機、読み通す技術/ 文字空間とその可視化―インフォグラフィックスの視点から ほか)/ 第2章 読書術(基本篇)―大技と小技のあれこれ(“完読”足元を見よ、メモを取れ、時々休め/ “速読”自己加圧ナッジの術 ほか)/ 第3章 読書術(応用篇)―冒険と危険は紙一重(“難読”先入観で分類しない/ “精読”読書ノートをつくりこむ ほか)/ 第4章 読書術(発展篇)―読み終わらない本のためのパヴァーヌ(“復読”読者としてアップグレードする/ “休読”途中で撤退する勇気と決断 ほか)

【著者紹介】
三中信宏 : 1958年、京都市生まれ。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構専門員、東京農業大学客員教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了(農学博士)。専門分野は進化生物学・生物統計学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    読書の基本に立ち明けって説明してくれています。ただ対象読者はかなり高度な方だと感じました。専門家や学者さん向けのものではないかと思います。往路と復路があってそれに対してどのように対処するのかが書かれています。私には程度が高すぎる気がしました。ただ参考に挙げられている本などに興味がわきました。いい本だとは思うのですが‥‥。

  • ななこ

    「読書」にまつわる本を読みたくなって、1年以上前に読んだのを再読。序文を読んだだけでも読書欲を刺激される。 この本のいいところは、数多の学術書や鈍器本を読み落としてきた著者が現代の効率読書主義の正反対をいく読書法を唱えているところ。本は推論の素材であり、しっかり自分の頭で考えることに価値がある。 それにしても。本に魅了され取り憑かれた人が書く文章を読んでいると、自分ももっと本が読みたくてたまらなくなってくる。眠れる狩猟者が目を覚ますかのように。

  • さとまる

    よくある読書術の本だと思ったら手痛いしっぺ返しに遭う。読書を狩りに例える著者のそれは歯ごたえのある大部を対象としたもので、本を骨の髄まで喰らい尽くそうとするもの。読みながら付箋やマルジナリアなど痕跡を残しそれをノートにまとめる「往路」は自分もやっていたが、それを体系化する「復路」は実行するどころか考えつきもしなかった。もっと深く本を読まねば……そもそも読むとは……となる一冊。

  • やす

    何のために読むのか、どうやって読むのかについて正面から向き合っている。読書とは狩りであるという主張に共感した。

  • politics

    読書という行為を「狩り」にみたて、著者自身の読書体験を判断に盛り込んで軽妙なタッチにで書かれた新しい読書論。大著から外国語書、難解本、積む読などさまざまな角度から展開される読書論はある程度自分で身につけたものもあったが、新たな発見もあった。私自身はあまり関心が無かった著者の専門の生物学関係の本が多かったが、多少興味を持ったものもあり、まさに著者のいう探書体験を出来たと思われる。

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