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フェノメノ美鶴木夜石は怖がらない 星海社fictions

一肇

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061388291
ISBN 10 : 4061388290
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

夜石に出逢ったやつは七日後に死ぬ。夜石は生きた人間じゃない。夜石が参加したオフ会は恐ろしい結末を迎える―。知る人ぞ知るオカルトサイト、『異界ヶ淵』であたかも都市伝説のごとく語られる美少女“美鶴木夜石”に出逢ってしまった「俺」こと“ナギ”。ありとあらゆる怪異を詰め込んだ青春怪談小説を、注目の新鋭・一肇があの安倍吉俊とタッグを組み紡ぎ出す。

【著者紹介】
一肇 : 作家。ニトロプラス所属。『桜ish‐推定魔法少女‐』(角川スニーカー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yosa

    ヴィジュアルに騙されるな。いくら見目麗しいといえど、精神がアンデッドな彼女はほんのひと欠片も可愛げがなく、守ってあげたくないヒロインの上位ランキング保持者である。現象の論理的な解決はないが、システムの解明はなされるので、ミステリ畑との相性は割と良い気がする。時折襲ってくる、何とも言えない怖さはなかなかのものがあり、連作短編形式且つ読み易い文章が追い風となって、熱中度は高いです。今のところは壊れた感じのする幽式の方が好みだけれど、こちらは続きのある楽しみがあります。マイルドな幽式、といったところかな。

  • あさい

    読了。フェノメノに関してはネットの最前線から追いかけていた一肇ファンです。感想を言えば面白かった怖さに関してはやっぱりネットで読んでいたときの初読が一番だったけども。書きおろしの第3章まで読んでいて思ったことは、青春要素を付加した幽式のセルフリビルドという感じがした。主人公のナギが信頼出来ない語り手で過去にトラウマを負っているという点が顕著。物語の構造上的には一部桜ishの要素も見えたりする。幽式では、将来の希望を若干匂わす程度だったものの、フェノメノの続刊では夜石を助けるナギが見れそうで嬉しいなと思う。

  • ハッピーハートの樹

    幽霊、怪奇現象、いわゆるオカルトのジャンルに括られるような体験をしたことがありますか?僕は金縛りが1回あるだけかな。全身灰色の人の形した影が、上から体を押さえつけて、フフフって笑っていたの。あれは怖かった(>_<)。他には合宿中に朝起きたら、一人だけ頭と足の方向が逆になってたこと。自分の部屋のベッドで目が覚めたら足元の布団が血だらけだったこと。も一つ、朝起きたら枕元に謎のメモが残されていたこと(まっする)。一昨日も目を覚ますと、右腕が関節技をきめられた後のように、痛くて動かせなくなってたよ( ; ゜Д゜)

  • 金目

    オカルトの周辺で遊んでたら、一番恐ろしいのは自分自身でしたって落ちはラグクラフトさんの昔からの伝統ですなー。ラストの「呪い」の正体が実に切ない。語り手があんま聡いわけじゃないので、若干読んでてイライラするけど、恐怖におびえ惑う役は必要ですよね。安倍吉俊のイラスト含め、夢のような美貌で彼岸に立つヒロイン・美鶴木夜石が素晴らしい。臭いけど。「覗くということは覗かれること」「存在がかすかな霊は切ないほど意味を求める」「闇に落ちたものだけが光の価値を知る」とか言い回しがラノベっぽいけど、こうとしか語れないよなぁ

  • マリオネット・ブックマーク

    風呂に入らない・いきなり嘔吐する・どう考えても電波、こんなヒロイン見たことある!? でも、また夜石に会いたい! 正直、めっちゃ怖かったし、3話では不覚にも泣かされてしまった。 続編に期待です!

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