Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 六点

  読了日：2022/06/05

  地図を作る上で重要な測量目標である、一等三角点は明治の半ば頃から粛々と整備を進め続けてきた。映画『点の記』は剱岳の山頂に日本山岳会に先駆けて登頂し、陸軍参謀本部陸地測量部が、日本アルプス最後の一等三角点を設定した。なお、現在では場所が場所だけに三等三角点の標石が現地にあるという。見開き六ヶ所の紹介であるが、北海道や東北の三角点は「高難易度」の文字が踊る。明治時代の測量者は一体どうやって到達したのだろうかと不思議に思う、今はgpsやガリレオ、みちびきなどの衛星を利用した、殆ど誤差がないじゃね的世界である。

• Koning

  読了日：2015/09/11

  タイトルと編者名でわかる通りのズバリなガイド（笑）。明治にえっちら人力で設置された苦労を偲びつつお山に登るというのも楽しいと思います（平地にあるのも楽しいけれど）。主として標高５００mのお山の上の一等三角点を並べて、合間にその県の最低標高の一等三角点も紹介してくれてます。しかし、どういう経緯か三等三角点の標石を使った一等三角点とか、民家の庭先に設置されてるのとかも紹介されててなかなかびっくりです。で、確かに沖ノ鳥島とか硫黄島とか民間人の立ち入れない場所の三角点は見に行けないよねぇ（汗

• PapaShinya

  読了日：2025/01/17

  ピークハンターという人たちがいる。登る過程、下山の仕方なんてどうでもよく、目印になるピークに到達したというだけで写真を撮って、すぐに次の獲物へ向かう。スタンプラリーの一種。百名山マニアの中にも、この種の人達がいて、ほとんどを車やバイクで登って頂上の印を記念に写真に収めたら、すぐに駆け下りていく。それがもっと純化されたのが、この三角点ハンター。もはや、山なんかどうでもよく、三角点があれば山だろうと街中だろうとどこでもいい。時々、山頂と三角点がズレてるところがあり、わざわざ三角点はこちらですという案内がある。

• Abercrombie

  読了日：2015/09/05

  ? 全国にある標高５００ｍ以上の一等三角点を、都道府県別、標高の高い順に紹介し、三角点までの登山道を付与したマニアックなガイドブック。どんなに標高が高くとも、二等以下の三角点は掲載されてないので要注意（※富士山は二等三角点なので掲載されていない）。

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