Books

光のとこにいてね 文春文庫

一穂ミチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167924096
ISBN 10 : 4167924099
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

うらぶれた団地の片隅で出会った小学2年生の結珠と果遠。正反対の境遇に育ちながら、同じ孤独を抱える二人は強く惹かれ合うも、幸せな時間は唐突に終わりを迎える。8年後、名門女子校で思わぬ再会を果たした二人は―。人がひとを想う気持ちを最高純度で描く、本屋大賞3位、島清恋愛文学賞受賞の傑作長編。

【著者紹介】
一穂ミチ : 大阪府生まれ。2007年に『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。22年『スモールワールズ』で吉川英治文学新人賞、24年『光のとこにいてね』で島清恋愛文学賞、『ツミデミック』で直木賞を受賞。また22年には咲くやこの花賞〔文芸その他部門〕も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぼっちゃん

    【第30回島清恋愛文学賞受賞作 2023年本屋大賞第3位】文庫で再読。境遇の違う二人の少女が母親たちの勝手な都合で二度離れ離れになるが、大人になり再開する物語。二人の母親はタイプは違うが、親になるための資格があるとすると決して資格を与えてはいけない人たちで腹立たしかったが、二人はお互いを思い、あなたはだけは光のところにいてねという思いが伝わる物語だった。【サイン本】

  • よっち

    母に連れられて来た古びた団地の片隅で出会った結珠と果遠。着るもの食べるもの、住む世界も何もかもが違うのに、なぜかお互いに惹かれ合う二人の四半世紀の物語。週に一回だけ古びた団地で育んだ2人の交流。高校時代の束の間の再会と突然の別れ。そして社会人になってからの偶然で運命的な再会。最初から強烈に惹かれ合う2人の運命めいたものがあって、出会ってしまったらもうお互い意識せずにはいられなかったり、それぞれが抱える親子関係に対する葛藤も感じられましたが、大人になっても大切なものはいつまでも変わらない二人が印象的でした。

  • RRR

    毒親に育てられた少女二人。彼女らが互いに惹かれるのは必然か。互いに必要とし、離れて、そして再会し。ある意味、同性愛的作品かもしれないけれど、藻掻き足搔く人間ドラマに重点を置いた作品だと思えばよいです。よく「円満な離婚」というのを聞くけれど、この作品を読んで、その意味が分かりました。

  • 殿下

    タイトルに込められた一途で切ない祈りに心を締め付けられました。男では太刀打ちできません。列車と自動車で並走するラストシーンは、二人の未来を読者に委ねていて、それしかない終わり方だと思います。一穂さんの作品に惹かれる理由を、「描写の人」と称した村山由佳さんの解説で理解できました。

  • りゅうのすけ

    二人の主人公女性が織りなす恋愛ストーリーなのでしょうか…。その二人に関わる人達がとても良いです。読み始めた時にはキツかったのですが…途中から思いっきりハマってしまいました。全く生まれや育ちが違う二人が何故か引き合う…ラストの終わり方も好きですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items