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ネット世論操作とデジタル影響工作 「見えざる手」を可視化する

一田和樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562072651
ISBN 10 : 4562072652
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世論工作、認知戦、分断、炎上、誤導、プロパガンダ、ディープフェイク…どうすれば「事実」を知ることができるのだろう。第一線の研究者、専門家による知見を集約した「わたしたちの現在とこれから」を知るための一冊。

目次 : 第1章 デジタル影響工作とはなにか/ 第2章 デジタル影響工作のプレイブック/ 第3章 世界のメディアの変容―メディア革新と影響工作の新次元/ 第4章 日本のニュース生態系と影響工作/ 第5章 デジタル影響工作に対する計算社会科学のアプローチ/ 第6章 ロシアによるデジタル影響工作/ 第7章 権威主義国家によるデジタル影響工作と民主主義/ 第8章 各国のサイバー空間における活動と影響工作

【著者紹介】
一田和樹 : コンサルタント会社社長、プロバイダ常務取締役などを歴任、日本初のサイバーセキュリティ情報サービスを開始。一連のITビジネス退任後、カナダの永住権を取得してバンクーバーに移住。2011年『檻の中の少女』を刊行し、サイバーミステリを中心に文筆業を営む。『原発サイバートラップ』、『天才ハッカー安部響子と5分間の相棒』など40冊以上を発表。『フェイクニュース 戦略的戦争兵器』の刊行をきっかけに影響工作の調査や研究を請け負うようになり、現在にいたる。明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員

齋藤孝道 : 明治大学理工学部情報科学科・教授、博士(工学)。明治大学サイバーセキュリティ研究所・所長。レンジフォース株式会社・代表取締役。専門は、情報セキュリティ技術全般。特に、Webブラウザフィンガープリント技術、サイバー影響力工作などAI技術応用。IPA情報処理安全確保支援士試験委員、NICT高度通信・放送研究開発委託研究評価委員会専門委員など歴任

藤村厚夫 : 東京都出身。法政大学経済学部卒。2000年に株式会社アットマーク・アイティを創業。2005年に合併を通じてアイティメディア株式会社代表取締役会長。以後2000年代をインターネット専業メディアの経営者として過ごす。2011年同社退任後、新たなデジタルメディア基盤技術の発展と新たなメディア産業のあり方をめぐる模索を開始。2013年にスマートニュース株式会社執行役員/シニア・ヴァイス・プレジデントに就任。その後、2018年より同社フェロー。2022年同社メディア研究所フェロー(兼務)。また、特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシアティブ副理事長、一般社団法人インターネットメディア協会理事

藤代裕之 : ジャーナリスト、法政大学社会学部メディア社会学科教授。1973年徳島県生まれ。広島大学文学部哲学科卒業、立教大学21世紀社会デザイン研究科前期修了。徳島新聞で記者、NTTレゾナントでニュース編集や新サービスの立ち上げを担当した。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員。国内のフェイクニュース研究にいち早く乗り出し、2017年に『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』(光文社新書)を出版しニュースメディアの構造が課題であることを指摘、2021年には具体的なフェイクニュース事例がどのように生成・拡散するかを追った『フェイクニュースの生態系』(青弓社)をまとめた

笹原和俊 : 福島県生まれ。2005年東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。理化学研究所BSI研究員、日本学術振興会特別研究員PD、名古屋大学大学院情報学研究科講師を経て、東京工業大学環境・社会理工学院准教授、国立情報学研究所客員准教授(兼任)。2009年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員、2016年インディアナ大学ブルーミントン校客員研究員。2016年〜2020年JSTさきがけ研究者(兼任)。専門は計算社会科学

佐々木孝博 : 広島大学法学部客員教授、富士通システム統合研究所安全保障研究所主席研究員、東海大学平和戦略国際研究所客員教授、明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員、博士(学術)(広島大学)。

川口貴久 : 東京海上ディーアール株式会社 主席研究員。専門は国際政治・安全保障、リスクマネジメント

岩井博樹 : 2000年、情報セキュリティ会社でセキュリティ・オペレーション・センターの攻撃分析業務や、インシデント対応、セキュアサイト構築などの業務に従事し、2013年より監査法人にてコンサルティングや脅威分析の業務を担当。2018年、脅威インテリジェンス企業として株式会社サイントを設立し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山口透析鉄

    市の図書館本で読みました。一田氏の記事、ニュースアプリで読んでいたので、どんな著書があるものか?と手に取ったものです。 ただ、入門書みたいなものでしたので、個々の執筆者の著書を読むべき、というのが率直なところで、そもそも米国の実態を知っていたら民主主義国というのは幻想でしょうからね。船戸与一・本多勝一両氏などを愛読してきた私には響きませんでした。 藤代弘之・笹原和俊・川口貴久・岩井博樹・藤村厚夫・一田和樹といったあたりがまぁまぁでしたか。 ただ、この本はあまりお勧めしません。

  • かず

    ほとんど読まずに読了処理。政治学のレポート記述用に複数冊、メディアと政治に関する本を図書館から借りた。自己購買の本を含めて6冊目。う〜ん、そろそろレポート記述の機が熟してきたのか、本書はじっくり読もうという気にならなかった(充分な論考が出来るようになったわけでは当然無い。)やはり、本は自費購入すべきだなぁ・・・ 途中で投げ出した最大の理由は、ネット世論操作のアクターが中露に限定されているからだ。勿論、西側諸国もやっているし、それらの国々から日本も受けていようが、そこへの踏み込みが甘いと感じた。

  • でん

    「こたつ記事を根絶せよ」という過激な書きぶりには笑ってしまったがめちゃくちゃ同意。直視しないといけない現実だとは分かっていつつも、こういう本は読むと気が重くなる。

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