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オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会 Php新書

一橋文哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569838175
ISBN 10 : 4569838170
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

平成最大の国内テロ事件を引き起こした麻原彰晃とオウム真理教、および事件の真相を総括するノンフィクションを緊急発刊!なぜオウムはこれほど巨大化し、暴走してしまったのか?事件に関わったエリート幹部をはじめ、大勢の若者たちは、なぜオウムや麻原に惹かれていったのか?麻原の死刑当日の様子は?オウムと裏社会とのつながり、ロシア、北朝鮮との関係、そして核兵器保有の可能性…麻原の死刑執行後に出版することを前提に口を開いた元信者や捜査関係者、刑務官らの「今だから話せる」貴重な証言をもとに、オウム真理教の闇を明らかにする。渾身の書きおろし。

目次 : 序章 処刑/ 第1章 崩壊/ 第2章 降臨/ 第3章 膨張/ 第4章 封殺/ 第5章 迷宮/ 最終章 復活

【著者紹介】
一橋文哉 : 東京都生まれ。早稲田大学卒業後、全国紙・雑誌記者を経てフリージャーナリスト。本名など身元に関する個人情報はすべて非公開。1995年、「ドキュメント『かい人21面相』の正体」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    魑魅魍魎というか百鬼夜行、読後そんな言葉を思い浮かべずにはいられない。あの事件から二十余年、当時の流れからその後現在に至るまでをルポタージュした一冊。本書が事実なら報道されていた事は氷山の一角であるなあ。オウム創成期にいた三人のブレーンから始まり、早川とロシアとの繋がり、村井秀夫刺殺事件の謎、國松長官狙撃事件の捜査の流れなど、表面には出てこなかった事実が次々に明かされていく様は圧巻。あの事件が単なるテロではなく、様々なものが絡み合って噴出した事を教えられる。読みながらあの事件の衝撃を思い出す思いであった。

  • fwhd8325

    オウムとは何だったのか?もしかしたら、あの死刑執行は行われなかったのではと思うこともあります。あそこまで巨大化した、この宗教団体には、闇の仕掛け人がいたのではと、著書でも触れていますが、その実態は明らかにされていません。当時も大物政治家の名前が囁かれたりしましたが、その囁きもいつの間にか消えてしまいました。三島が軍隊を持ちたがったように、どこぞの誰かが、新興宗教の名を借りた武装集団を持ちたがっても一向にに不思議ではありません。大分核心をついているとは思いますが、やはり奥歯にものが挟まったような感想です。

  • rico

    逮捕時或いは裁判で、宗教家らしく泰然としていればまだしも、麻原のあの醜態。本書の暴力団と紐付きの悪徳商法やって、調子に乗った詐欺師という見立ては、まあそうかな、とは思うけど。ハルマゲドンに超能力、選ばれた者であるという誤った使命感。オウムの世界観はあの頃の流行りものの寄せ集めだ。そのハリボテ感とやらかしたことの凶悪さのギャップ。闇組織が資金源になってる説はありそうな話だが。やはり問いたい。何であんな男に、と。彼らはそれを語れる言葉を持ってたはず。その機会は永遠に失われてしまったが。

  • レモン

    なかなかの読みにくさで、読了に時間がかかった。序章の麻原彰晃死刑執行シーンが衝撃的で、先が気になり読み進めるが、わかりやすくない上、ある程度の知識があることを前提に書かれている印象。ざっくり概要を知りたい人向けではなく、隠された真相に迫るといった内容。逮捕当時は小学校低学年だったこともあり、結局オウム真理教って何をしていたのか知るために読んでみた。ロシアなど諸外国にも広がっていたことや、闇社会との繋がりなど初めて知ることが多く驚きの連続だが、死刑執行シーンの詳細すぎる描写などから、本当かな?とは感じる。

  • 黒猫

    オウム真理教の歴史、犯罪をおさらいするには良くまとまった本。麻原彰晃の生い立ちからオウムを作るに至った経緯は他の本からも知っている。この本ではオウムがロシアの繋がりがかなりあったということ、早川がそれを取り仕切り、村井と激しい対立をしていたとの話をとる。実際に、村井秀夫が殺された事件では数々の陰謀説がまかり通り、否定する材料を探す方が難しい。警察庁長官狙撃事件ではロシア信者の関与を挙げているが、真相は藪の中である。個人的には村井事件の裏側がかなり細かく書かれていて良かった。

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